夜はいづこにはてすらむ
◇ 胸にふきそふ、若草(にこぐさ)の、
羽織れる吐息に生まる蟲、月柔らかに
◇ つづれる月の海(み)、まなかひの
みなもに沈めるペンひと ....
α 冬の夜の凍える雲のひびきして
透きわれぬ月の影より滲む、にじむ
β 朝にいて、鳥のたましい揺れなして
淡いねむりの空にすぎゆ ....

羊の死にゆく夜(よ)の熱と、この胸に音がする、哀しみの
ランプシェイドに澄みあかく、羊燃えて

羊の死にゆく夜の熱と、浮かび流れるいづくにか、夢
暝ることなき白 ....
◆君はあの狼の群れを見たかい?月が僕にささやいた。
君はあの岬の向こうの羊番だろう?私は知っているよ。
月は何か人違いをしていた。僕はあの岬の上の墓守だった。
月は何か嬉しいようにささやいた。僕 ....
僕が見たのはほんの一部さ、あいつはちょっと気が狂っているんだ、あそこに座っている天使のことさ、昨日だって地下鉄であいつを見かけた、陽気なポルカを歌いながら列車を渡り歩く。
いつだったか僕が見か ....
あれは年老いたアメリカの、深い霧、僕はそこで撃ち殺された
あれは新しい恋人ができた、夜の、僕は彼女の街に埋もれた
あれは地下街の、アラバマ、というバーだった
あれは指先が濡れていた、ねぇジュード ....
深く、疾く、暴力的に、力を込めて、走る、日の経(たて)に向かって
はばたき、鋭く、力を込めて、飛ぶ、女が達するように
深い、夜の、暗い果てから、眼(まなこ)の地平に、群れなすつばさが
陽を統べる ....
k.ジロウ(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
夜Ⅱ自由詩0*09/3/6 6:53
夜、朝短歌009/2/10 15:04
自由詩009/2/2 15:24
陽気なポルカ自由詩309/1/30 13:24
地下街のアラバマで散文(批評 ...109/1/26 14:28
死んだ弟のうた自由詩209/1/23 12:16
衝動の鳥自由詩109/1/21 17:13

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