枯れ木が暴風に凪
湿った木々が凍り付く夜に
彼女は静かに
静かに
ねぇ、
凍え死んだ彼女の心
僕は暖めたかった。
そう、
濡れて震え、発熱した頭のなかで
僕は正気じゃない ....
公園の芝生に、
なんとなく秋を感じ
吹く風に甘く薫る美女たちが歩き去っていった。
そして、
氷塊が粉砕されて砕け散り、
意識の底の粘膜に降ってきたのだよ。
百足百匹に爛れるように腹を這 ....
短調の音楽ばかり聞いているボーイ
蝶々の服ばかり着ているガール
二人はすれ違って
互い視界にも入らない。
たから、
爆弾を仕掛けて諸共吹き飛ばしてしまった。
人を受け入 ....
何回撫でたの
白い天井と、白い壁紙の
模倣ざらざら犯人
眠る前に人格が三つに別れて議論をしているのを傍観してると私は彼に、彼女になっていく
もっと黒い音楽が聞きたい眠れない夜の羊を集め ....
大きな花たちが並んで咲いている
けれども小さな花は一輪できれいに咲いている
私にはそんな子守唄を聞いた記憶がある
「世界でひとつだけの花」とかも、
今はもう過去の感。
大きな花が ....
半錠の
薬を飲んで
半笑い
半人前の
僕はTシャツ
虹色の雲を見ている
水気の多い風が肌を撫ぜるから
夏の木陰で光のなかを見る
まぶしいほどの光量が影を真っ黒に染めている
冬の薄闇よりも一層黒いのに
その闇の黒さは目に見えるのに
水 ....
なあ
なつい
海に行きたくないなあ
山田クンちの勤クンじゃなくて
宮崎さんちのほう
死神の家族
黒法衣の小人らが
毒林檎を勤クンに食わせて
ママの作ったおいしいご飯とか
....
気力が急になくなって耳をイヤホンで鬱ぐ。
日垂り神の食欲不振
力がない
断じて独りきりでありたいおぼろげに私が歩き続けた通学路は
今日も同じ夕暮れに染みて
どんな心も夕暮れに染ま ....
郊外の電柱林は、中小ビルと畑があって
互いに異なるプロトコルでネットワークにアクセスしている。
電波洪水が起きても、ただの雑音だから無視されて、ゴミ箱に捨てられた。
少年は耳を雑音に ....
焦燥
心は煙りで目を痛める
釣り上げられ
いぶされた、くんせいのサカナは
水を失い、
相対的に塩の濃度が上がる
しょっぱい男たち
だらだらだらだらだらだらだらだら
....
彼がやるのは衆勢に網をなげること
粗い網目の投擲部隊
撒き餌を大魚が食いさらい
ガハハ大漁じゃあ!
と彼は酒を飲む
雑魚は網目をすり抜けて、
沈殿した海底でこぼれた餌をたべている。 ....
アセチルコリンが足りなかった。
君に心はない、とお前は宣告される
君は脳にも血が足りない
焦ったお前は青ざめる。
蛇を殺して血を飲むべきだと考えた。
だけど飲む気がしなかった
....
不安感を感じたくなく
鮮やかな絵を描きたいけど
見ている景色はモノクロームの化学的構造物
理解
感じるものはノイズで、ハンギングしていて
耳鳴りが神経帯域を奇妙しくしている
整調機 ....
「人間性」なんてスローガンは、恣意的な淘汰や選別だろう?って
おれは「人間性」なんて、ソンナノ関係ネーって
「寂しい」とか言って恋空よんで感動してる奴らなんか知るかよ、って
共有する感性が持 ....
K点超えの地平線の、
ホワイトアウトする境界で
メガネも曇って、
つーか、プラスチックが劣化しててさ
学者より怖い何かが
おれたちは霧のなかだから
知らない
わかんない
どこに動か ....
四人が互いに背を向ける
司法に背いた心が
支え合い
「認めないのだぞ。」
鉛の鼠は、そらで掴める!
かような期待が背中押して
四人は別々の方へと力強く歩む
これが
彼らの支え
....
0.22sec.