炭素・有機質の分岐また

            分岐

     お前の手、終着駅の

交錯する軌条に

   末期の椿

          乳海は

 黒曜石を懐胎し ....
 詩は、言ってみれば中途半端である。行の終わりに辿り着かない、或る意味では好い加減な、余白という無駄の多い何ものかである。
 詩は、時として散文に対峙させられる。そして、散文とはすなわち物語の謂であ ....
 我々は一般に、思考や言葉に厳密性を求め、それらに境界線を引こうとする。しかし、境界線とはそういったかたちで可能なものだろうか?境界線とは、視覚の形式である、と考えて良い。とすると、それ自体として視覚 .... 黝い蔦 縊れた
果実は開眼した虚空
龍神の舌を裂いて決済する
仮面の哄笑
菩薩は燃やして仕舞おう
所詮 雨なのだから
兎の骨髄を小面が紡ぎ
樅の膚は藍に塗れる
砕けた僧が繕われ
雲母 ....
 書くことについて考え出すと切りがない。書くことは言葉の中に位置付けられるから、言葉について或る程度捉えておく必要があるが、しかしそれは途方もない相談である。
 私が作品を書くのは、文字と言葉と知の ....
月が若くして往生する
鮮血に染まった糸 龍を絡め取り
瓦礫の帯が残され 紅白の
煙突から水が溢れ 鉄橋を
渡る収穫人 何もない
剥き出しの海を 楢が
這ってゆくモノクローム
飛沫は月 ....
神すら死すこの邦で
滅すべき王もなく
ただ縊死するに任せるこのアイランドで。
ISLANDS
不沈なるこの島々
漂着し腐爛するお前達
其れは我々の過去。
総ての死の後にすら生あるこの島々 ....
白昼の深い穴を彼等は掘る
彼等のものである棒で
彼等のものでない皿で
大地の中で生き延びるため
横臥して祭祀を待つために
一つの表情を埋葬する穴を彼等は掘る
流星を厭いつつも上官には従い
 ....
数字が現れてその清潔なものを刈り取ってゆく

砂の中に消える
名を呼べ
それらを巡る降雨
肉は全てINRI
万物は氷の定規
乾燥し眠りにつく

バスは何処まで行く?

手袋に呪わ ....
壊乱、元素が軋み合う風景
そこで踝は開かれ、原野へと
或いは原生、印章の刻まれた
砂地、指が辿る、結晶へと
白い布地の上で、解き難い仕方で。

腕、遠く、悪夢の直前へと
詞は裂かれ、繁茂 ....
ひそかな微笑という呪い‐
に、そう、
この繋げられた血管に
網の目の、繊維‐
質の。
封じられ、封じ‐
込められた、思い、意識、
純粋なかたち。

かすかに起伏した‐
皮膚の、白色 ....
一体何がやって来たのか
我々は知っていた
我々は賢明だった
だから―

     ―枯木を飾るようなことはしなかった

何時風が吹いたか
何時夜が輝いたか
誰が知り得よう
夜は水の ....
あらゆる鉱物が沈む未明
冴え切った鹹水に洗われ
海底に横たえられた銀河は
神々の争いの最中に
一つの大きな円環を夢見る
それは女の首を巡る伝承
或いは密かな呪い
やがて海神は天神に屠られ ....
けかちなる異語の響きし明け方に青く飢えたり独り在る我

ぬばたまの夜の水床白き背を啄み辿る年魚の如くに

姫君は蛇と化すらし滑らかなその身を誰に巻きつかせしや

黎明に神は失せたり残さ ....
大山猫(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
真言自由詩007/3/21 9:55
詩について散文(批評 ...505/8/21 21:11
言葉の外へ。散文(批評 ...105/6/24 5:12
遠流自由詩005/6/24 5:05
書くこと。散文(批評 ...105/5/31 21:16
自由詩005/5/31 21:07
神国/縊死自由詩104/7/30 18:15
掘る/彼等自由詩203/11/23 23:23
冬への餞別自由詩103/11/23 23:20
自由詩203/11/15 11:28
屈折率、藍自由詩203/11/11 22:56
花、枯木自由詩103/11/10 21:46
瑠璃 ---lapis lazuli---自由詩203/11/9 14:11
短詩形変・夜短歌103/11/8 21:00

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