なぜそれを今 思い出すのか
さんさんとふりそそぐ初夏の光
零れる野道を駆け抜けて
ジョギングシューズ
大地の凹凸をハミング
そこには 何かが
透けてゆく
何かの
なまなましい瞬間が
....
とも がすき
だち がすき
ともだち は
きらい
{引用=
いつまでも絶えることなく
ともだちでいよう
}
とも がすき
だち がすき
ともだち は
きらい
{引用=
明 ....
町がほころびはじめる
ほころびはじめるささくれに
桃色の花びらはもぐる
僕らは踏みしめる
踏みしめる僕らは
ささくれを
帰す
まぁ、それでもいい。
パラペットの避雷針の
も ....
そのとき
空も降ってくる
大きな都市の交差のあたり
僕らは数でしかない
と言う
/REC
君は
どこへ
ゆくのか
滲みる
花びら
舞い降りる
一年が一日
一日が一年
....
硝子の森を見わたして
朝日を足す
汽笛を足す
君のつぶらな硝子の森から
もっとちいさな硝子の森
頬に
つたい
笑窪に
とまる
笑窪に
とまる
せめて 笑窪だけ ぬぐっ ....
小雪舞う 朝焼けの
オレンジ色の結晶の
構成単位の隙間から
瞳 合せて
大山 眺む
空 裂けて
捲れたのに
おしなべて
振り返らずに
発つしかなかった
....
はるかはる
はるかわる
はるかわるいか はるかわいいか
かわいかはるか かわいたはるか かわいたはるが かわいたさるが
さわいださるが かわいてさるが かわきてはるが わかきはてるか ....
蜜柑を入れる
ショルダーバッグに
何もないのに
蜜柑を入れる
蜜柑を入れる
オレンジ色に 染まるわけもなく
肩をこすられ ひったくられて
それでも酸っぱい 香だけ
散ら ....
布団をはねると
氷柱はおちた
遠く小川も
煙りはじめる
屋根も柱も
あらわに濡れて
くずれて 光を
ながして
雪掻きも雪上車も
消えてしまった
小窓から
ちいさな二列の
足跡さ ....
ふた
そう、
プラスチックの あじがするから、
って
ヘンリーボーンのスカート
さくらがいのゆびさき そろえて
ふた
とって
本日のコーヒー を のむ
ふた を
する
....
かみしめていると
しめかえしてきた
骨のある
夕焼けで 頬をどつかれると
目尻も裂けて
笑ってやりたくなる
あたしのここの きんに ....
すべては往き交う
静かに往き交うひとときにも
ぼくらは美しさを
聴きとることだろう
黒い制服をつけた少女の
青色に平らな瞳の上に
たとえば小さな弓をみつけた
下弦の音色
頬にか ....
地響きひとつ。またひとつ。灰色の仮囲いの隙間から、黄色のユンボー。
引き裂かれたアパート。ざくざく歯先を確かめるように、太陽を何度も掠めて振り下ろされる。
断面図は美しいと思った。断面図の発見と人 ....
ここで
てをふることにする
かぜふくにせよ
ゆきつもるにせよ
きみはもう
とまってはいけない
いちにちやふつかは かまわない
けれど
ここで
てをふることにする
蔦は一列二列と ....
郵便ポストの口の滴り
水性の宛先
にじむ歌の
音色は
配達夫のかばんの底
にじむ歌の
雫 いつしか
アスファルトのくぼみの
くぼみのなかにも
ちいさな土地と
ちいさ ....
なみだでなくて
シャボンのとんだ
きみは
ほろんろん
はじけて
あふれた
なないろの
皮膜だったから
ANA
おちる
どこまでおちる
ANA
だった
はんきょうも
らわわわとなくなり
すぅーんすん
ひらたく
そうだった
ANAがいちばん
やばいのは ....
電線に疾風わたる
わたりゆく
音は
こする
鼓膜は
朝から
私を
しらせる
トタンの屋根に粉雪つもる
つもりおつ
光は
....
ひしめきあう一日のあとに
コップを倒した夜は零れる
子猫の駆けた路地裏に
白い平らな月は滑る
風は
影の上に重なる雪をおくり
この街の色やかたちをおくり
世界はひ ....
青い
空
届かない
朝
ショルダーバック
一冊の詩集
金閣寺へ
参道
しゃがりしゃがりと 修学旅行
右に左に 掻き分ける
楓や ....
手のひらを ながめる
ながめたく なった
この指は
何のために ついて いるのだろうか
というより
どうして 裂けて しまったのだろうか
何かを生み出す ためにじゃ なくて ....
玄関の 木扉 ノブの形 覚えてないのに
その庇 鼻先の 図柄はくっきり 覚えている
腰壁の タイルの文様 色も定かに 覚えてないのに
踏まれてる タイルのリズム 芋目地だった 覚えている
....
理由なんて
ない
大声を 上げたんだぜ、
因果関係を 超えていく
大声は 勝手だ
ピアスの数が ふえたから
違うだろ
隻手の声のように
逆照射する
俺に
....
ふた
そう
プラスチックなあじがするから
って
となりのみしらぬおんなは
ふたをとって
ほんじつのコーヒー をのむ
またふたをする
なるほど
すこし そとにでてみる
とつぜん
そ ....
芯 が 折れた
芯 は
ピキッ
と ガラス を
こすった
芯 は
なかなか
頭打ち
先のほうで
ピストン
カップを 煽る 渋る
頬 底は透ける
程し ....
{引用=
直進
上昇
宙返り
}
新聞の
翼は今日の 歌を
描かず
二つ目
たたんで
弁当の 紙を
えらんで
二つ折
ひらいて あわせて
角を
たたんで
....
階段駆ける。地下鉄の、プラットフォームの混雑が、平日を、ぬり絵する、朝のエスカレータで。今日は、ここから始まる。始まりは、いつもこうしたつまらない、ところからしか、ありえない。健康に、とかそういうイミ ....
在来線各駅停車上りのホーム
時刻表 一番上の
帯 に ひとつ
‘08’ あおく うすく
ともって
風
枕木 たたいて すさぶ
指の 握る すきまも
冷たく
朝陽 ....
ひかった
ナイフ きらった
ライフ
きまった
サイフ しかった
サイム
しまった
タイム にたった
アイツ
いかった
アイツ したった
ハイツ
きたんだ ....
わたくしは そうは 思いませんでした
ただ あのひとが
トンと 押されて
あっ って お口が 半開きに
なりはしましたけれど
息子が
こんなに 大きな声を
はりあげて ....
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