遠くの街灯
なぜ揺らめくのか
この年になってもわからず
汽笛は質量を落とし
寄る辺ない破線となり
私を映し
私を透かす
窓ガラスをはなつと
瞳、仮初めにも
その冷たさを押し量った
 ....
見あげれば
鈍色 
ふくよかに
風花
さらり さらり
朔風 えがく

昼さがり
四角四面の
街なみを
さらり さらり
かさねてく

頑なの 
白髪 に
風花
ひとひら
 ....
駒込の地を離れることになった。
愛着を持って、というとそうでもない。ローリングストーンズ。またしても引越しである。一年余りの経過というのはいろいろなことをやり過ごしてしまう。
立原道造記念館もその ....
ギンズバーグ
の となりの背表紙がのけぞっている
店員は面一にもどした
週間誌、参考書、就職コーナー、コミックと周回する ふと気になって
ギンズバーグ
の となりは暗く抜かれている
ローレ ....
花びらを散らした
プリーツがはためいた
折り目に畳まれたストップモーション
フロントガラスがクラッとする
FENは聞かない
ウェザーリポートはきらいじゃない
アメリカ軍はレインシャワーをし ....
それなのに
知らないリズムだ
ヘッドフォンから
グレーの土手を
吹き上げる風をR/L
掬いとる
冷たい鼓膜
乾いたロック
冬をもう少し浴びていたい
サイドウォークは選ばない
影を広 ....
そうなんだ
不思議と体の部位だけ
乳白のマニキュアの指先だったり
下唇のそりかえった膨らみだったり
追いかけてみると
暗闇になった
そうして砂漠さ
暑くはない
砂漠はやっぱり暑くないと ....
そうだった
雪融けだってつららになる
不意に落下するかもしれない
雪下ろしだって命がけさ
ぼくらはどうしたらいいんだい
大雪だっていうじゃないか
天気予報の雪だるまは
幸せすぎる、たしか ....
氷雨 
黒い
滴る 
窓硝子
のよう に
街並
ただ 
ただ
静止 する


僕ら
ゆく ゆく
ゆく 

く 
果て 



静止 
する 祖母
静止  ....


それらは
はげしく遠のいていった
そして
遙かなランドスケープ
のなかに
なにかわずかに散らばっている
とっても暗い
交差があった





タイピングの骨
改 ....
庭先の塀の向こうの柿の木を見ていたのです。落葉し、柿の実も捥がれてしまった骨々しさを、なぞるようにして、夜通し吹雪いた柔い名残りが露となるのを、ベランダの陽だまりから、しかも寝ぞ .... ドライブは 
良好なんだ
暗闇のハイウェイ
は ユニバース
土星の輪と見違える速度で
タコメータはみたこともない角度で
追いかけてくる遠い街灯だ
白線がトコロテンのように
バニッシング ....
  ト (まえならい!)

  下 (ふたをして)

  上 (ひっくりかえして)

  止 (とまって)

  正 (ふたをする)

  工 (はしょって)

  王 ....
  
  レールに雪がつもっている

  雪がレールにつもっている
黒い風のなかでは
ひとつの点
にすぎないぼく
ぜんぜんむだな天蓋をよぎり
オシロスコープだかもしれない影
を散らしてしまう
真冬の真昼
は裂けていて
夜のお ....
  シャボンのうちがわに剥がれそうな
  とうめいな空が
  なないろの歌に
  ふるえている


  残照が
  鉄塔のもっとむこうを
  錆のように染め
  数千億の速度の経過は ....
雪がふるたびに
おもう から
積もろうとしては消え
消えては積もろうとし
傘のしたから手を投げだし
雪をひらう
どこまでが雪なのか
わからなくなる
輪郭を
な ....
ビニルクロスが剥れたすきま 小さな蜘蛛と曳きはじめる
すこしばかり艶やか 折り戸のガラス エッチングされはじめたあたり
新聞屋は遠ざかる 本が押した頬のあたり 浅い皺に ....
 ひしめきあう一日のあとに
 コップを倒した夜は零れる
 子猫の駆けた路地裏に
 白い平らな月は滑る


 風は
 影の上に重なる雪をおくり
 この街の色やかたちをおくり
 世界はひ ....
なんと 
なくだ 
右目の 
まつげ
翳めて
みえた 
鮮明に
結晶が
ひるが える
瞬きに
夕陽が 
照り映 える
小さく
左手を 
皿の形
思わず
融けた
小指に ....
透明に なりたいね

本物なんて ないからさ

目指すなら トウメイ だね

そうだと よいね
カーテンをあけると
世界は真っ白になっていた
曇りガラス
文字のかたちで覗いてく
茶色い飛沫
自動車が
ひとつの文字を
汚してく
ゆっくりと
そこで今 
なにが起ころうとも
とり ....
いくら言葉を置いたとしても
描き殴られたクロッキーが真っ黒に埋めてしまうように
昨日を
捉えられない
口ずさむと余韻が
この台所の湿り気と冷たさを
口ずさむ
今は、午前11時
私はアー ....
中空から舞い降りる 
ゆっくりとひとかたまりの光
原っぱの漆黒をひらべったく白昼にした
薄は失われた銀色を白粉のように放った
艶やかな水平線をラインクロスする
誰かがこちらを見ている
遠き ....
カバーを剥がすと
まっ白な箱で
一つのオブジェになりました
そうっとめくると
黒いものたちが積もってゆき
またまっ白な箱です
それだけでは覚束ないので
次から次へと剥いでゆきました
こ ....
気がつかなかった
包丁で
指先を切ると
鈍い音がした
そこに涙が滲みこんでゆく
指先から
手首

二の腕
鎖骨
うなじ

錆びついてゆく
どれも好きな部位からだった
限 ....
立ってくれ
全身はだけて
白いペンキで
塗りたくる

裂けている
それでも暗く
ひらいてる


あちこちに


ひらいてる
それでも暗く
裂けている

塗りたくる ....
だから
ふりむかないことにする
いつでもどこでも
撃ってくれ
防弾チョッキは着ていない
君は
エプロンで
マシンガンだから
僕は
好きだったんだ
薄く棚引く天蓋を
轟音が
かっぴらいていく
お婆さんは耳をふさぐ
鼓膜は
ふさがれていく美空へ
明け渡す


呻りが一律になる
町並みがミュートに進む
となりの君が 君でなく
 ....
黄色い坂道
黒いランドセルの頭に
おばあちゃんの
左手が降りた
フォトグラフ
右手の杖を描けない
ようにして
腓の裏へまわす
そのひとみ
山並みのように
たくましく やさしい
な ....
バンブーブンバ(127)
タイトル カテゴリ Point 日付
最果ての、風景の、自由詩206/2/11 13:12
風花自由詩106/1/1 14:45
クレピュスクルの詩人−「立原道造が求めた形象」展のスケッチ散文(批評 ...605/5/29 23:02
ギンズバーグの額自由詩305/5/27 0:12
風なのか、自由詩405/3/9 1:40
#JUMP自由詩405/2/22 13:25
スノーマン未詩・独白305/2/5 11:26
別れ未詩・独白305/2/4 15:41
祖母自由詩205/1/11 22:14
小詩集「失われた電詩人」自由詩105/1/10 20:42
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【お父さん】の書き順自由詩505/1/6 20:14
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トワイライト自由詩104/12/18 21:54
DEAR.自由詩104/12/5 17:57
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今は、午前11時未詩・独白004/11/3 21:51
照明弾自由詩204/11/2 16:25
マイ・ブック自由詩104/10/19 18:31
自由詩404/10/15 20:15
立ってくれ自由詩204/10/12 22:52
マシンガン自由詩1104/10/10 21:42
世界を、マッハでみつめて自由詩404/10/8 11:20
伝承自由詩604/10/6 23:49

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