子供が突然
図鑑に頬を押しつけて
「宇宙遊園地!」
と しゃべりだした
「電車」の次に
覚えた言葉だった
そうしてみると
確かに 遊園地だった
台所の妻も
....
軽々と、鉄骨の、ピロティのリズム、
スウィングした空を{ルビ調=ととの}え、{ルビ秋扇=あきおうぎ}。
見上げれば、落下防止の網越しに、つがいの蝶、
安全と明日へのオマージュ。
ここな ....
ボクの靴底は減りがはやい。そう感じているだけなのかもしれない。そもそも減ること自体、認識されていない。いつも結果だけだ。昨日と今日との違いはもちろん、今日と明日との違いさえ見当つかない。この論理で進め ....
ワンルーム
ペンダント
けす つける
けす
昼下がりの
暗がり
ワンルーム
雨音
ふぶき
バイク水しぶき
ラジオ
けす つける
けす
小机
頬杖
ひだり
や ....
縮尺と知覚の産物。つまり幻想だったということ。全ては直線だ、とも、そうではない、ともいえる。別に驚くことではない。等身大の手頃な直線がここにある。メード・イン・ジャーマニー。ステッドラーのシャープペン ....
近しい人の部屋
近しい人の猫
正午 匿名な
正午
ワンルームの壁際の テーブル越しに
片隅の空
南南東に穿たれた網入りガラス
通り隔てるアルミフェンスに
迫り来る連なる家並みに ....
こうしていつもおわる。
いちにちがおわる。
ぼくにはありったけのなにかがない。
そうだ。ありったけだ。
それにしても
みながとおりすぎていった。
いや、とおりすぎようとしている。
ほ ....
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