ヒューム「ベルグソンの芸術論」(1)/藤原 実
 
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ということになります。


バルトはフローベルやランボー、マラルメ(1842-1898)などを現代的な詩における〈語〉のパイオニアとしてあげていますが、ぼくの興味に引きつけて考えてみると、ルイス・キャロル(1832-1898)に思い至ります。キャロルが残された多くの少女たちのポートレートによって知られるように写真家としても一流であったことは、彼の思考の視点にどのように影響していたのか興味深いことです


桑原茂夫は『チェシャ猫はどこへ行ったか―ルイス・キャロルの写真術』のなかで、『鏡の国のアリス』の原題 Through the Looking-Glass,
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