上を向く手/陽向(2躯-30〜35)
 
海岸の近くで知性や力について考えていた力の頂点にはいつの日かの幼げな自分がいた知性はまだ頂点に達してない、それが私だったまるで大きかったはずの私は、新たな術を身につける為、小さくなったようだ

「林の黒板に、私が夜空に昼飛んでおり、それは私ではないとか翼がないとか時折、度の強くない、度の強い、酒を食べる」

こんな支離滅裂なわけ分からん人間だった私は誰にも分からない世界が内側にあった

私は、力などあまりないと思っていたのだが、実は日本一くらい力が強かったのだ過去世はね、

その過去世は、今世に紛れていたんだが、途中から、ほんとに今世だけになる分かれ目があった

そこには知性し
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   グループ"お真面目の詩集"
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