邪な戯れ/陽向(2躯-30〜35)
 
少年の邪な戯れを叱る大人の浅はかな接し方に、明白な根拠のない論理性付け加える静かな大人、だが少年にとっては、邪でも嘘でもなかった。

小さな頃の、歪な思考回路の、知性のないところから、まるで、客観的な視点から見たら、さも正しいように感じるものを、大人の論理的な思考で反射的に阻害するが、それこそ実は真理を伴っていて、穢れた大人のわきまえ続けてゆく、新たな発想のない世界は、それこそ子供からしたら邪悪だろう

私という大人は言った、別にそういう風に言うんだ、そういうもんなんだ、誰だって、そうやって否定的に言ったり、傷づけたりするんだ、攻撃したり、雑に扱ったりするんだ、それには大した意味はないんだ
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