あかねしたたる夕焼けこやけ
一尺五寸の袖ひるがえし
もみじのみちの落ち葉ふむ
振りからこぼれる緋色の襦袢
肩にながるるその髪の
さんごの櫛のその細工
川辺でうつむきあらう血の
い ....
駐車場のわきに
見知らぬ実のなる木があって
くるりとくれよんで描いたみたいな
小さなきいろい丸いのが
道にいっぱい落ちていた
わたしはつっかけサンダルの
ぴんくのつま先でそれを ....
あのときあいつはああ言った
あのときあの男はあたしを笑った
あのときあのひとは助けてくれなかった
あのときやつらは追い詰めた
あの言葉、あの態度、あの時あの時あの時あの時あの時 ....
朝おきて 院内散歩、駐車場
抱き合うアル中男女 横目に
外出届ださずこっそりぬけだして
近所の犬の 分布図つくる
つながれたライター使うのめんどくさい
隣のひとに、もらい火を ....
くびしめて ないてなぐって
ひっかいて
一緒にいきたいだけだったのよ
夢はユメ 現はうつつ
ほんとうに?
マーブル模様に今まじりあう
施錠された ....
………んでもまあ、生きててよかったと思うよ。
あたしは輪廻を信じているから、
死んでおわりとは思っちゃいないけど
別に昨日の輪廻の先が
かわらない今 ....
ねえ、神さま。
あたしがどんなに幸せか、わからないだろうね!
ねえ、神さま。
あなたをふたたび信じることができて、
あたしはとっても嬉しいンだ。
おとーさんが死んだあの春 ....
アレ。
名前なんていうのかわからないなんとなく通称で呼んでしまうものってありますよね。
絨毯のコロコロとかトイレのキュッポンとか。
で、プチプチありますよね。
あの、潰すと ....
絶望を希釈せずに
濃縮還元のまま
飲み干そう
幸福を怖がらずに
摘みたてのまま
舌にころがそう
つまり、こころをひらくということ
あなたと
ほんとうに
つ ....
陽が射す春、昼ひなか
わたしは道に迷いに出かけた
途方に暮れる練習をするために
よいとわるいの二元性、
どちらの側にもつきたくなかったわたしは、
そのぎりぎりの
まんなかで
屹立 ....
ふしあわせをキモチイイと勘違いしてないか?
せつなさは上等だとムヤミヤタラに思ってないか?
ただ喜びを、喜びだけを
求めよ。
うちがわからこのからだ、食い破 ....
計量カップを
手に入れて
ちょっきりちょうどを
量れたら
大人になったと思ったよ
ちょっきりちょうどを
差し出して
おんなじくらいを
もらったら
社会人だと自画自賛
計量カ ....
諸行無常のユメのなか
生病老死がコワくてコワくて
抱えきれなくなって
だからヨッパラって
また酒カックラって
そのうち酔えなくなって
こんなとこまできた
(どしよもなくて来た ....
イヤサれたいのかアヤサれたいのか
さっぱりわからないまま
それでも
ワタシの傷はワタシだけのものだ、
そう簡単にイヤサれてはたまらない
と
カタクナに身をカタクしてじっ ....
そうか。
モノガタリが組み換えられることがキセキなのだな。
だから、
「このことを、違った見方で見させてください」
そんなふうに祈ろう。
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