三月のやまぶき色の花畑
なおせない炬燵
まだ必要な朝晩はつづいていて
早い朝にスーッと息を吸い
家路の夕べにハーッて息を吐く
朝日と夕日の色の違いが
それでもあるのはどうし ....
風音が
そっと耳打ちする丘で
虹呼ぶ小雨がキラキラ光る
希むなら
こんな命は貶める
僕は僕より君が好きだよ
最後まで
心がわからないひとと
云い ....
春の海
ザザーザザーと明るめの
演奏をして笑う波たち
砂浜を
けっこう真面目に掘ってたら
凶器のような貝をみつけた
どれほどの
罪も許してくれるから
や ....
喧嘩して
云ってはダメな一言で
静かに凍ってヒビ割れた君
襟もとに
指を這わせる理由なら
コンとキツネが啼く指人形
もし君に
逢えない歴史なら要ら ....
品定め
されてる苺のひと粒に
わたしもなった「伸びて 指先」
案の定
裸のままでペンギンが
トコトコ歩くよな恋だった
守るため
不安と闘う早朝に
神に祈っ ....
利き腕が
違って触れた腕をみて
恋を映した思春期の目よ
爪を切る
蛇を虚空に描けたら
こんな恋でも叶う気がして
うつむくと
でたらめ色の青い蟻
巣穴も探せず地を ....
雨あがりの浅い夜
アスファルトの割れ目の水たまりに
月がキラリと映っていた
すべてが順調なことなんてなくて
ジェンガが崩れるように
こころが崩れてしまったたそがれどきから
....
誇示できるものなど
なにもない
ここが重要で
本質的に
生きてゆくだなんて
荒れ屋敷みたいなもんなんだ
夢なんて
えられない
そして待つのです
つまり ....
雨はいつ
やむんだろうかこの愛を
失うときまだ降ってるだろうか
青空の
弥生の朝にすき透り
生きてゆけると想える青さ
夢の中
不思議なことに泣いている ....
無邪気に
じぶんで云うのもアレだが
尊いくらい無邪気に
とても大切で大好きなものを
口にしてかたったとき
とんでもなくひどい裏切りの
嘲笑を逆に受け取ってしまって
それは泣き ....
青空に喜びが
ぶちまけられて
独学でその意味を読み解こうとする
そこに悲しみはあるか
プリズムみたいな
無臭の七色の
赦しを
乞う訳ではない
愛を
欲する訳ではない ....
斬るほどの
さみしさだけが波の音
みたいな慰めだけをおさめる
飲み干した
辛い想いを微笑んで
緑の庭に猫は鳴くニャン
罪よりも
爪の尖りに怯えてる
....
ちいさな
かぐや姫の
笑顔
月が
落とした
おくりもの
なにもない
月の世界
からの
白く
こぼれる
雫
あなたの
ふるさとは
死に絶えた
....
春が来る
予感もしないあすになど
求めるわけない愛の決着
遠ざかる
届かない夢だけに酔う
うたでもうたって待つはミラクル
イエスタデイ
痛みをだいて君と寝た
こ ....
青空に溶け込むような
うすい白雲が
緑の草原のうえを
さざなみみたいに流れて
昼間の月が明るさにまぎれて
絵本の中の魔法の国の三日月みたいに
ひっそりと笑っている
発見し ....
権利の関係かな
よく知らないんだけど
YouTubeで聴ける歌や聴けない歌があるよね
中島みゆき《様》の
「あした」
って歌
聴けることに
日本人は
涙を流して訳わからなく ....
もしこのひとがいなくなったら
僕は生きて
ゆけないだろう
あらゆるものごとに
興味もなくし
生きてるのか死んでるのか
わからない蜃気楼みたいな
にんげんになるんだろう
....
なんどでも
なんども胸の奥に書く
生きてくことって勇気もいるよね
罪よりも
胸を泣かせる歌を聴き
この身に堕ちろメロディーも詩も
ただうたが
疾しい生を洗う ....
真っ白な
心臓を持つ青空を
憧れみあげて天使を探す
メロディーが
聴こえるような奥深い
森の泉の音楽隊たち
ただひとめ
みられるだけでいいという
....
なにが破れたのか
わからないまま
心の底のほうから
ぽたりぽたり
黒いものがしたたり落ちている
もう
来ることのないやさしい白い部屋に
うち棄てられた想い出が
お辞儀をする ....
神も無き
ただれた街のかたすみに
荒れ果てた
心が涙を誘うとき
とても奇妙な飛影たち
廃れた街の果てで病む
野にも山にもみえる花
月日は流れ砂漠へ変わる
真っ ....
なぜ、泣くのかと
両手いっぱいに悲しみのかけらを掬いあげて
じぶんを認められない息継ぎが
君が立ちあがれない海の深さの果てで
抱き寄せ、抱きしめてくれる理由なら
朝の光 ....
手を握り
海岸線をふたりゆく
春は名のみの風に吹かれて
背をだいて
もう悲しみも棄て去った
夢の影絵の胸にいだかれ
あといちど
最後のうたを聴かせてと
....
冬が終わるなら
最後に僕の罪を
降り積もる雪でかくして
雲に乗り
春を連れて来てくれはしないだろうか
もはや
あたたかささえ感じるやわらかな雪が
この冬ラストの
古い雪だと云うのな ....
声だけが
綺麗になれればそれでいい
その目を閉じさせ愛を伝える
図書館に
篭っていた頃哲学の
本を枕に昼寝をしていた
ほんとうは
わかってはいる好 ....
ぽとぽとと
涙を流した心が
すっかり萎んでしまって
歩くこともできなくなった夜に
わたしはひとり
その心を眺めながら
哀しげだね
って
口にしてみるだけだ
暮らしの中 ....
ものがたりや
創作物について
わたしは全てのそれらを
受け入れられると想っていた
いましがた
ついさっきまで
このものがたりを
読むまで
京都在住の卒業間近の男子大 ....
コリアンタウンにある
神社の片隅に咲く
氷みたいな透明な花を
不思議な気持ちでみていた
触れると溶けそうな
むかしの夢の影のようにうっすらと
風にそよそよとゆれていた
すぐに消え ....
信じる心が折れることは
ない
ちいさくなったり
尖ったり
することはあっても
ぽきんととか
音を立てて
折れることはない
ゆったりと
たゆたう
月虹のかかった白雲をみて ....
それはそれで
吐く息白い真冬の深夜に
とてもつよいこわい悲しみを
つらぬきつづけるほどの
せつない決意だったでしょう
なんだかとびっきりの催眠の
なかに連れ込まれたのちの
....
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