傷が裂ける 裂けたら処置
その処置が失敗することは 案外多くて
そんな時 相手も失敗していたりする 難題だけど こんなに単純
笑顔はわがままだ 苦しみを嫌う 笑顔はせんさいだ 苦しみに勝てない
笑顔はやさしい 苦しい時はちゃんと距離を取ってくれる
中途半端にならないように 側にいながら構わない
鉄棒が 久しぶりに 大人の相手
子供とは違う手の温もり 逆上がりを苦しそうにする大人
でもし終わった時の 子供のような笑顔
別れが絶対と言ったが 出会いがそれを否定した
出会いが絶対と言ったが 別れがそれを否定した
二人ともそのことは否定せず いつまでも繋がっていた
絶望した希望が絶望になりたがった
絶望が教えてくれた 希望も一度は絶望になりたがるさ
希望は絶望に一礼し 希望達のもとへと帰っていった
ためいきが もれるたびに 楽になる
何をためているかは分からないけれど
ためいきが 何かをためていた事を 教えてくれて 楽になる
星屑の 欠片に憧れ 磨きぬく
輝かないと嘆いてはじめて 磨いたという事実を思い知る
それを知った時 輝き出す
風が行方を恐れて動こうとしない
ベテランの風が言った 「行方を考えるな行方は君だ」
動いたら行方になるんじゃない 行方は君で動くしかないんだ
夜空に迷子の鳥 記憶喪失で夜を駆けている
花火の音に驚き 目を瞬かせる
その瞬間 記憶が蘇る 「何やってんだ俺」鳥は夜空に叫んだ
くたびれた首が顔を罵っている 目の向かう先はいつもお前
顎で隠れて見えなくて 重い自分の身にもなってほしい
口が大声を出した 「ほら! お前のおかげで声が出る!」
咲かない花 見えない光
咲く花 見える光
隣同士 長い距離 でも隣同士
耳が悲しいと言いながら楽しい曲を聴いている
リズムはその狭間を泳いでいる
新しい音は 声を泳いで この世界を眺める
変わるのは変わらない形だけ
「変わらない」はそのまま何も言わず 変わらないまま変わっていく
その変わりようを僕は 変わらない姿で見つめ続ける
時間を見つめて時間に無視される僕
恋は終わらないのに 恋は始まらない
時間は1秒も僕を見てくれない
僕の才能はいつも有限小数
無限小数ではない
中には無理数もいる あぁ
こんな事しか書けない
*有限小数は凡才だと思ってほしいです。
無限小数は才能だと思ってほしい
無理数は天 ....
人生の喜びなんて分からないさ
それを歌って喜ぼう
屁理屈こいたっていいさ
理屈抜きの理屈を述べよう
君は生きてる 僕の生きてる分を君と生きよう
それ以上のものはいらない
やがて誰かのその声は聞こえなくなる
自己欺瞞に耽る大人達の目に怯え
されどそのように世界が見えている
自分自身が自己欺瞞に耽っていることを彼は知らない
世界は貧しいと考え 闇雲に救 ....
輝かしいね
見てると見てる自分が眩しくなる気がするよ
美しいね
あなたを見てるとあなたになった気がするよ
もうすぐ バスが来る
あなたはどこの席に乗るか気になるな ....
―高級な食べものは普段食べなれていない人には、口に合わないのだ
道端に小柄なおばあちゃんが二人坐っている。
一人は覇気がなく、目の前の木を眺め、
もう一人は、風に逆らうように、大またを広げ、 ....
骨にくっついた価値を涙に乗せて
夢に突き刺したなら
溢れたその想いは
いずれ泡のように消滅するだろう
大事だから誰かに奪われると恐れ
生命の求める夢を
誰かに見せつけられた才能に
自 ....
風貝に 潮含まれて 海の色
笑わせたつもりはないが
君は満面の笑み
つられて 僕も わけわからずに笑う
僕はなんだか照れくさくて 冷蔵庫に麦茶を取りにいく
コップに麦茶を注いていると 君のすすり泣く声
....
きれいなものは とおくにあるから きれいと
ちかくになったら いやなところが みえてくると
ごちゅうこく してくれた ひとがいたけれど
あなたは ちかくになっても きれいでした
あなたはつ ....
髪の長い不思議と柔らかい表情を湛えた男は言った
殺したい
初めての感覚だった
スキンヘッドのいつも顔を歪めている男は言った
殺されたい
ある日何の前ぶれもなくそう思った
僕達に共通 ....
犬って言う字はいいよね。
大きいんだぜ、と困りながら言っているような。
大きいの「大」に、点がついてさ。
「犬」だぜ。
大きくていいのかな汗 みたいな。
犬 犬 。 かわ ....
こういう気持ちの時は 誰かに会いたくなると 言うけれど
そういうものかな
それは まだ幸せなんじゃないかな
ほんとに辛い時は 誰にも会いたくなんか ならんわい
君が笑顔で食事している
僕は 朝飯は吐気がして食べる気がしない
友達が結婚したと聞いた時 僕はおめでとうも言えなかった
さらに 子供まで出来たと 思わず すごいねと苦笑いした
....
あなたの目はガラスのよう
誰も受け付けないのね 私だってダメ?
憎いやつ こっち向いて
でも そのガラスの目の奥 入り込もうと
近寄れば いつの間にか割れてる どうして
....
美味い話は地獄への片道切符だと思え!
そう思って努力するという決意をした時
あなたは幸福の片道切符を手に入れる事ができる
地味に見えるだろう 悲しくなるだろう
幸福の切符は そ ....
大人になっても 子供の頃の自分を 守ってやりたい
その一心で 大人を演じる 子供の頃の自分を守ってやる為に
演じ続けて ついに 子供の頃の僕と 大人になった僕が 一つになる
*演じるのは嘘を ....
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