[416]たもつ[2006 02/26 19:04]★8
度や作品の価値は別問題にしても、作者と読者の壁はありません
でした。ちっぽけな感傷の吐き出しという点において。良くも悪くも。

作者にしてみれば、人間が空を飛ぶ、なんてどうでも良かったのでしょう。
さて、それで「壁」の件ですが、このあたりの切り替えがうまくできなかった、という
ところに原因がありそうです。
もの凄くシンプルに構成面から言えば、
「痴呆だった祖父は 生前、良くそう言っては笑っていた」
の「そう言って」の部分がどこからどこまでなのか、が明確ではありません。
その線引きをぼやけさせる、というのもテクニックとしてはあり、なのですが、この場
合は単に構成の甘さ、と考えた方
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