午前三時/壺内モモ子
 
私は元気
まだまだ話したいことたくさんあるよ
だけど隣にいたあなたは
いつの間にか眠りについていた

人通りの少ない駅前
貨物列車が走る線路
午前三時
見慣れない光景にワクワクするけど
きっと静かにしなきゃいけない時間だ
だから静かに「おやすみ」と言って
あなたの寝顔を見ていよう

あなたの目が覚める頃には
私が夢の中にいるかもね
私の寝顔見ていてね
油性ペンで顔に落書きしちゃだめだよ
   グループ"四文字熟語"
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