始発電車/ケンタロウ
あのころに比べたら変わったと思うけど
やっぱり君の前に立ったら
あのころのように僕は泣くだろうな
やっぱり・・・
始発を待つ 4月の風
今朝も小鳥が空に歌って
無理やり世界を明るくしている
店を出る
店員からみれば
僕らは恋人同士だけど
僕らは手を繋ぐことはない
まだまだ友達同士
君を思い出す
ふと 夜中
でも 最中
ふと 鳴らない電話
でも 泣いている
あらゆる感情を捨てて
もうどうにでもなれと
死んでしまいたい感覚
お父さんお母さん ごめんなさい
突然の雨
君は誰の傘の中にいるのかな
この部屋で一人
今でも君の帰りを待っている
始発を待つ 4月の風
今朝も小鳥が空に歌って
無理やり世界を明るくしている
3日前に名前を知ったアナタと
ベンチでタバコを吸って
愛している とは
まだいえない空気の中
駅のアナウンスが長い沈黙を破る
ありがとう
さようなら
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