僕の衰弱した右脳に関する覚書/川村 透
 
かタイトルを得て帰納的な試行錯誤の内か
ら「作品化」への道を歩むことになる。

 その恋愛の現実世界での成就が次のstepを生む。この頃から僕はnifty
の詩のフォーラムに参加を始めることとなった。恋愛を肉体化しそして、
社会化し共同体の中で確たる役割を引き受け始めたときに、「詩のような
モノを電子ネットワークに預ける行為」そのものが、逃避ではなく、ホン
トウのことを視る、ための牽引車のひとつとして僕に影響を及ぼし始めた。
人生という営為を左脳的ともいえる言葉を用いて分析しながら、
短絡と飛躍と虚構を許し、ありえない影や気づかなかった光や匂いを、そ
の当時ボランティアやNPO
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   グループ"にちじょうの、あれこれ。"
   Point(2)