読者だって赤い靴を履く/佐々宝砂
たとえば高橋留美子とかあだち充とか（これじゃなんかサンデーに偏りそうだぞ）、秋本治とか水島新司とか森川ジョージとか（森川ジョージはちょい小粒だがこれで平等になったか）、その手のマンガ家はまあ名前が残るんだろなあと思う。しかし富樫義博だとどうなんだろう、私あのひとのマンガ大好きだけれど、あのひとの歩みは、かなり、あやうい。藤沢とおるは他のひとに絵を描かせていてなんかいまいちだし、板垣恵介はどこにすっとんでくのか見当もつかんし、「クニミツの政」ははっきりとキライ、だし、「エイケン」と「ネギま！」は好きだと言い切るにはこっぱずかしいマンガだ。「ONE PEACE」の尾田栄一郎に関していえば、なんだか飽き
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