ヒューム「ベルグソンの芸術論」(6)/藤原 実
 
いや経帷子や仮面などで身体を隠すことによって、自らを物体のように見せることがよくある。
…ハプニングの行為の多くは、暴力的なものであれ、その他のものであれ、人体をこんなふうに物体として使うことから成り立っている。
…単純な動作が、何度も何度も繰り返して続けられ、ほとんど気違いじみたものに感じられるまでになる」
    (スーザン・ソンタグ「ハプニング---ラディカルな併置の芸術」/『反解釈』:ちくま学芸文庫)


さらにソンタグはハプニングはもちろん二十世紀のあらゆる芸術にはシュルレアリスム的感性が流れているとしています。



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