萩尾望都私論その4 十年目のスペースストリート/佐々宝砂
るかはわからん。今から1時間でヒヒョーらしきものを書くのだ私(なんでいつもそんなにギリギリなんだよおいら)。
『精霊狩り』(1971)以降『11人いる!』(1975)までの期間に、萩尾望都は重要作品をいくつも描いている。『ポーの一族』も『トーマの心臓』もこの時期に描かれたものだ。しかし私はランボーな人なので、この重要な2作品についてはあまり語らない(多少は触れる)。だっていろんな人がいろーんなこと言いまくってるじゃーん私が付け加えることはあんまりないさ。たとえば橋本治は、『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』の中で、『ポーの一族』『ポーチで少女が子犬と』『かたっぽのふるぐつ』などについて語り、「
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