【批評祭参加作品】わかンない!/藪木二郎
ない、といったような部分を、持っているように思います。
ネット詩なんか詩ではない、といったような批評が、その最たるものだと思うのですが、それでは、そうした批評をしているひとたちが、自分たちでは詩の定義を示さず、自分たちの実作を観てよ、などと言っているのだとしたら──、それは、無敵の立場になってしまうだろうと思います。
と言って、そうしたひとたちが、君たちが書いているものだって詩ではないだろうと言われ、それに対し、これはこれこれこうした意味で、立派に詩なのです、と反論したとしたら、それはやはり、詩ではなくなってしまうわけですが……。つまり、散文で表現できてしまったわけですから……。
いつ
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