【批評祭参加作品】失われた「鈴子」を求めて/香瀬
 
玉の影がいくつもできていて、見あげると水玉のパンツがいくつも浮かんでいる。

 今日は水曜日なので公園の右側と左側に子供たちは分かれてどんぱちをはじめた。真ん中には顔をくしゃくしゃにされた「ホーキンスさん」役の男子が横たわっている。固有名詞は「0」で、それを中心にまわりはどんぱちしているけど、そのどんぱちだってルーチン・ワークに過ぎないのだ。

 僕は立ったまま眠る自分の特技を思い出し、夢の中で「ホーキンスさん」役の男子に近付いていったり、夢の中で「ホーキンスさん」役の男子に近付いていったり、夢の中で「ホーキンスさん」役の男子に近付いていったり、夢の中で「ホーキンスさん」役の男子に近付いて
[次のページ]
   グループ"第4回批評祭参加作品"
   Point(15)