批評祭参加作品■You?/2TO
 
が見つけ出したものこそが、たぶん「美しさ」と呼ばれるものだろう。
そして批評するとは、指を結晶に触れ、その体温をもって雪を水へと還すことでしかない。

―――「触れること」。
その仕方によっては暴力でありうるだろう。また時には労わりを、優しさをもって抱きしめることでもあるだろう。
この腕、この指、あるいは言葉や眼差しによって、誰かの名づけられた感情や想いに自分の体温をうつすこと、
雪の冷たさを温もりとして、時には一粒の涙の代わりに、それを重力に乗せることであるだろう。
でもそれは結局、人が生きることでしかないのだ。


本当のことを言えば、誰かの詩の出来が良いか悪いかなどどうで
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   グループ"第3回批評祭参加作品"
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