批評祭参加作品■「 寝た子は起こすなそやからおちんちんについて勃起しないで考えてみる。 」/PULL.
『おちんちんをおちんちんと意識して確信したのはいつか?』と問われると、これは非常に答えにくい、何しろ股間の沽券に関わる問題である(しかも股間の保険には未加入だし)。少なくとも「のぼり棒との禁断の出逢い」よりも前であることは確かだし、「ひとりでおしっこできるもん」状態になった後であることも、確かである。
古ぼけたトラさんとウマさんの秘密の履歴書を紐解いてみるならば、小学校の低学年の時に近所のお祭りにお稽古ごとをさぼってひとりで行って、真っ赤な唇をしたおねえさんに声を掛けられて連れられて境内の裏で、まだつるつるちんだったおちんちんを「撫で撫で」してもらって「おこづか
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