不如意な恐ろしさ(アスパラガスさん讃2)/渡邉建志
 
「きみの声はしゃがれ
7月のとかげ
波にのまれるときも 性悪」

その意味のないかっこいい脚韻。連想のつながり。
「波にのまれるときも 性悪」そのスペース。とても理由のない、かっこよさ、
それはとかげが性悪なの?という、主語動詞のリンクを明確にすることがどれぐらい
意味あるの

「ほかに持ち合わせがないからといって」
だれがいった
だれにいった
その、やはり、つながらなさ、
さいしょから、繋がる先を切ってある
そして読むほうが見つけてこざるを得ない
アスパラさんは誰かに「いって」、

「一枚の紙をかぶせた
すぐ逃げた
はやかった」

とかげになぜ一枚の紙を
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