不如意な恐ろしさ(アスパラガスさん讃2)/渡邉建志
 
紙をかぶせるの
怖いからなの
こわいなら持ち合わせがないからとか言う余裕あるの
あるいは「といって」は「Aではない。だからといってBではない」の代替としてのといってなのか、
そんなわけない、けど、そうでありえるのが、アスパラガスさんの、多義的なところ。

・断定しない
・否定しない

そして

・かっこつけない

メタに行こうとしない、なぜなら、そのままで、わけがわからない




「朝はいつもおそろしく
とかげはいつもおそろしく」
なぜ朝がおそろしいのかもわからない次に、とかげを紙で隠した理由が現れる。


「軽やかに 声もあげずに
あちらを向いて
生き返る」

死んでたのか。







   * 



  

   グループ"フレージストのための音楽"
   Point(4)