繰り返すものたち/生得(こもん氏の作品について2)/渡邉建志
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精液のようにつたわるきみの声鼓膜のようにわたしふるえる
蛙の卵のことを習ったとき、実際に見たことはないのだけれど、たしかゼラチン状のふるえるものだったときいたことがあるような気がする。ここでは精子で、精子は泳いでいくのだけれど、それ自身が精液のなかで震えている。震えは響きとなり、受容体としての鼓膜、受容体としてのわたしじしんはふるえて受胎する。
カニバリズムは無血で遂行されてhttp://po-m.com/forum/i_doc.php?did=37126 より数首
おっぱいのかたちにこ
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