アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
に使われるとうれしくなる。で、笑えるけど僕は「まだ」笑わない。なんで笑おうとしているのかは不思議だ。なぎ倒さずになぎ倒している風をわらっているんだろうか。それとも僕と僕の父さんの失敗した企みも含めて笑っているんだろうか。それともなんだかごちゃごちゃしたこの状態自体に笑いがこみ上げてくるんだろうか。
ファー付きのジャンパーに青いシャツで
小高くなった砂丘に上り 君達と会い
そこでまた違う風を受ける
砂粒は 会う度に僕達をずらしてゆく
なんだか急に具体的な服装を紹介したりして、出かけていく僕の気概がちょっと感じられる。君達に会いに
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