アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
いに行くので胸が躍る感じ。砂丘の上にいる君達は何の目的でそこにいるのかわからないし、もはやたぶん君達は腕まくり発言少年とは違うんだろう。戸惑うわれわれをよそに僕と君達は気持ちよさそうに違う風を受ける。そして決め台詞。「砂粒は 会う度に僕達をずらしてゆく」恋愛のことだろうか。何のことなんだろうか。フレーズ自体に酔いしれろということなのではないか。僕達をずらしてゆくって、なんだかかっこいいし、砂粒だぜ。
さてクライマックスです。
いつか破裂する糸電話の糸で
誰かに話しかけていてもいいのかな
誰かに話しかけていてもいいのかな、と誰に話
[次のページ]
前 次 グループ"フレージストのための音楽"
編 削 Point(7)