アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
 
しい。

どうかテントの骨組みの重しに
僕のこの空気抜けタイヤを使ってくれないだろうか
いくつか積み上げれば土手の向こうからも見えるだろう
いつまでも世界の秘密事

たこ焼き屋の子のために奔走するわけですす。「僕のこの空気抜けタイヤ(!)を使ってくれないだろうか」 役にたつのかどうか分からないですよね、読んでいる私はもどかしいです。この2連目も素晴らしい。

君に似た髪形を探しても結局真ん中分けに落ち着いたんだ
おかしくて外人さんを付け回したよ
それから英語で手紙を書いた
読めなくても 食べてほしいな
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