アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
しまうのも彼の特徴だ。ここでは「ホバークラフトに乗り込み カーテンの後ろから飛び立つ」わけだが、この順接も時系列的につながってない(後記:ひょっとしたらホバークラフトはカーテンの後ろから飛び立つのかもしれないと思いはじめてきた。とするとこのへん一帯の記述は誤りになる)。なんというか、映画のカット割りみたいに、一つの場面があって、もう一つの場面に移っていくかんじ。あるいはやはりカット割りの多い、アニメのオープニング映像にも近い感触。南に死にそうな人あれば行って怖がらなくてもいいと言うし、北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろと言う人みたい。神様はいろいろやってしまう。だから僕らもいろいろやってし
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