美しいものを 握りしめては いけない
すべてを込めて それに触れ
壊れぬように そっと たなごころに乗せ
燃えるようなよろこびを 心に秘めながら
静かに 見つめよう
そし ....
真夜中に
何の前触れもなく
何かが 来て
全て 崩れ去る
拾い集めることができず
崩れたままに ただ座って
何もない 目の前に
目を すえている
かなしめる訳でなく
くるし ....
残された言葉は 過ぎ去った花束
夢見るように 色とりどりの
風にゆれる やわらかな花びらの
残された言葉は なつかしい鉱石の輝き
深く沈む 青色の
さまざまな 空色の
残さ ....
喰わねばならない喰わさねばならない買わねばならない払わねばならない
仕事する
コンピュータこの椅子と姿勢が良くないんだろうな腰が痛い
仕事する
せんべい食いながら饅頭食いながらおにぎり食いなが ....
そろそろ 描こうかな 机の上の静物
君が好きだった物
アンモナイトや 深い青色のガラス瓶
ビー玉や 陶器のきつね
きつねのお面なんかも いい
いくども いくども
私の中の君が 気に入っ ....
とても たいせつだったきみは
ここに どこかからきたのではなく
ここで つくられたのです
おかあさんが
うれしさに めをかがやかせながら
いっぱい ごはんをたべて
おなかのなかで
すこし ....
ほら その蕗の葉の下で
一つ目の妖精が
こっちを見ているよ
どこかから とても野太い声で
神々が呼んでいるよ
ふとした葉陰に
秘密の道があって
もしかしたら あちら側まで
行ける ....
しゃらん しゃらんと かねの音
ぴーぴー ひゃらひゃら 笛の音
きつねの嫁が ござったぞ
赤やら 青の 旗持って
嫁入り行列 ござったぞ
ちょいとうつむき はずかしそうに ....
どこにもやれない想いは
小指に結んだ 見えない糸に
そっとつないで
たとえば、遠い日の風船のように
いつもいつも 一緒に歩きましょう
大切すぎて 苦い思い出
....
枝先に茂った葉の間に
片隅の 雑草の葉陰に
青くけぶる 遠くの山々に
また
晴れた空 ふわりと浮いた雲の上に
花をまさぐりながら
あちこちと飛ぶ 虫の羽音に
花びらに触ると いっせ ....
みんなが意味が 必要だというから
私も意味をさがして とぼとぼと
下を向いて歩いてみたけど
あれこれと拾ってみても
大切な意味なんて ひとつもない。
だから意味なんて い ....
ねこの目、ねこの目、金の鈴
ねこの目、ねこの目、銀の鈴
行けば帰れぬ森の中、
どんぐり拾いに行きましょう。
行けば帰れぬ海の中、
貝がらさがしに行きましょう。
どん ....
なんと痛く、
なんとみにくく、
なんと恥ずかしく、
私たちは、こすれあうことだろう。
なんとなつかしく、
なんとあたたかく、
なんとやわらかに、
私たちはふれあうことだろう
ち ....
蛍光灯の 暗い夜
あの日 あの時 と
目を閉ざせば
夢のきれはしで
がさがさと散らかった
部屋の隅から
海が わきたち
波が あふれ
風の音 鳥の声
暗い目をして ....
ゆうやけ こやけ あかねいろ
かごめかごめの こどものわ
ながく のびてく かげのかず
なんだか ひとつ おおいみたい
なんだか ひとり おおいみたい
みんな しってる ....
柱のいっぽん抜けた家で
かたむいたままの
家族の会話
大根の漬け物と
おみそ汁は
あいかわらず
おいしいのだけれど
街を歩くと
左肩のうしろあたりに
いつも かすかに
さみしさが ついてくる
引っ込み思案だった君は
いつも ちゃんと二人並ばずに
少し遅れて ついてきた
....
ざわざわとうごめきながら
目をつらぬき 手を突き破って
枝を伸ばす ひととき限りの
何かとりかえしのつかないものに
今日も ただ踊らされて
見る
つかむ
喰ら ....
ここには、ひとりしかいられない
だから、ここには、ひとりしかいない
ここには、いちどしか、こられない
ここでは、ここ以外見えない
あそこも、そこも、ない
ここしかない
....
そうですか
つらかったですね
いまでも やっぱりつらいですね
なにもいわなくていいから
わたしのかたに よりかかって
ぬくもりを うけとってください
せなかを ....
なつがくる なつがはじまる
あどけなくあおいそらに くっきりとくもがうかんで
あおいそら ほんとうにあおいあおいそら
なにもかもが いちばんちからいっぱいになって
ひかりが な ....
ここが ここだ
はるかな天上は無く 奈落の底もない
ここで 生きているのだ
ここで 死んで
ここで 他の何かの 一部になるのだ
身体も 心も
ここで くる ....
からだは こころだ
こころは やっぱり からだだ
だから からだが とまると
こころも とまる
それでも からだは
こころとして
みえないものに
....
ほしまつり きんのほし
つきまつり ぎんのつき
ふえのね たいこ かねのおと
きつねに たぬきに やまねこ いたち
うさぎに りすに むささび てん
どこか わからぬ ....
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