ふと気付いて

のびすぎた爪を 切る

切る前の爪は「わたし」

切られた爪は「ごみ」

いのちを おもうとき
ここにおいで

もういちど

ここにおいで

こんどは、もっと

ゆっくりと休めばいいから。

こんどは、もっと

ゆっくりと眠ればいいから。

もういちど、

ここに ....
もういない 

切り取られた空間


いつもの椅子の上に

黒く切り取られた空間が

重く 黙りこくっている


しわしわと凝った

妻の肩を もみながら

目は 切り ....
饒舌に、

あれもこれも言葉にして、

言葉の中で、

あれもこれも決めてしまって、

いちばん外の皮が

少しずつ厚くなって、

一番芯には、

暗い穴があいている。
寝ると、また朝が来て

仕事だ。

仕事が終わると

夜が来て

ばんめしだ。

ばんめしがすんだら、

部屋に閉じこもって

酒だ。

いいかげんよっ ....
半年分の酒瓶を 片付けた

100本以上あった


少しずつ かなしみを

溶かし込みながら 

飲んだ 酒瓶に

もう一度 かなしみを

詰め直して 捨てた


それ ....
わたしだけの ここにいて

わたしだけの ここを 

すすめています


きっと 

どんなおおきなものでも

わたしだけの ここを

うごかしたり ふりまわしたり

で ....
わたしが ここに すわっていることが

わたしの いのちです

あなたが そこに すわっていることが

あなたの いのちです


どうして すわっているのか なんて

わかりませ ....
なついろゆかたに あかいおび

ちかくで はなびが みたくって

はしっていくのは だれですか

きんぎょに ふうせん りんごあめ

あっちにいったり こっちにきたり

ごひゃくえ ....
そこにも ここにも

からまりあった いのち

てをのばせば 

からだに ふれる

くさも きも 

さかなも けものも

あなたも わたしも


ほとばしるものを
 ....
心の中の

いつも同じ場所で

いつまでも 目をつむって

よこたわっている 君に

せめて かけてあげられる

軽くて あたたかい

毛布のような ことばを

今日も さ ....
言葉 言葉

積み上げても 積み上げても

すぐに崩れる 石の塔のように

言葉を積み上げて 耐える今を

救ってくれる なにか大きなものは

どこかにあるのでしょうか


 ....
たいそう さみしいようなので

さみしいうた ひとつ

あげましょう


ひそひそした うた ひとつ

きいてるあいだは

つぎのさみしさ きませんから


さみしいうた  ....
ぴかぴかしたもの
すきとおったもの
まんまるなものが
むやみに好きです

そんなものを見ると 
私の中の原始人が
ぜったい欲しいと
だだをこねます

水晶玉とガラス玉
色とりどり ....
誰にも なんにも

言えないものだから

大切にしまいこんだ笛を

吹き込む風が

鳴らしています


静かな部屋の中で

かすかに鳴る 笛の音を

聞いていましょう
 ....
からくりを

すこし うごかすたびに

とても つかれるので

きょうは

こころだけ めをつむって

すわっています
ひかりが あふれている

どこか

この あおいそらの むこうで

うつくしい こどもたちが

わらいながら あそんでいる

そんな きもちになる
くらやみのなかで 

めをつむると

おふとんは

ちいさなふねになります


くらいくらいうみを

ゆらゆらと ただよう

ちいさなふねです


とおくに いさりびが ....
どこか 霧に隠されたところに
集まる人たちがいるらしいので
行ってみたいと思うのですが

もしかすると と 思うのですが

君の残した地図のとおり歩いても
たどりつけません

君の残 ....
会社の食堂にはテレビがあって
ドラマの会話が我慢できません
みんなの会話もテレビのようで我慢できません

と いうわけで
お弁当は ひとりで食べます
食堂のお茶はいやに黄色いので
おさゆ ....
妻の頭を 
ぼりぼりかじった後は
義父の腕を1本

子どもたちには
足を1本ずつ食べさせて
苦かった義父の口なおしに
子どもたちの 脇腹あたりの
柔らかいところを
ちょっぴり もらい ....
そろそろ言葉も尽きてきたので
この辺で コーヒーなど 一杯

それはもう 真っ黒な泥水のようで
口が曲がる程 苦いやつを

家族だの 家だの 絆だの
倍は苦くなること保証付きの
あれこ ....
何も見えなくなって
考えられなくなって

どこもかしこも溶けてきて

私を囲っていた何かが
押し流されて

過去を隔てていた
薄紙が破れて

忘れていた映像や断片が
舞い上がっ ....
捨て猫に 出会った
たいていは逃げるのに
逃げてくれたほうが気楽なのに
どうした訳か すりよってきた

きっと まだ 今日捨てられたばかり
お母さんをさがしているのだろう

今日はお休 ....
夏は ただあつくあつくなって
空は ただあおくあおくなって

なんだか どこかへ行けそうな
あこがれだけが 駆り立てられて

体の どこか奥から
あおい水が 湧き出すようで

水面の ....
時に晒されて

はがれ落ち

うすれて行く

心の画布に

いくども いくども

描き直す 

肖像画
眠るのは これでなかなかに
むつかしい仕事ですね

こころは
まつりばやしにさそわれて
手をつないで 歩いていったり
河原で 網をかまえて走っていたり
ちっとも じっとしていません

 ....
夏草が いっぱいです

ガードレールを 乗り越えて

道の両側から

わっ と はみだしています


私は うれしくなります

いのちが

わっ と いきていて
どうか 貝殻を一つ 受け取ってください

ここには あなたのための海がありませんから

せめて 貝殻を一つ 受け取ってください


あの時の 波も風も 海と一緒に入っています


 ....
かいがらひとつ あげましょう

にまいぴったり あわさって

それはきれいな さくらいろ


なかにはうみが はいってて

ゆうやけこやけも はいってて

しおさいなんかも きこ ....
こむ(384)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩104/8/21 2:15
ここ自由詩2*04/8/19 1:54
不在自由詩2*04/8/17 23:22
自由詩1*04/8/17 0:10
毎日自由詩004/8/17 0:06
酒瓶自由詩3*04/8/16 15:43
わたし自由詩004/8/13 22:20
いのち自由詩004/8/13 22:10
おまつり自由詩3*04/8/11 22:07
いのち自由詩3*04/8/11 0:38
娘に自由詩2*04/8/10 22:21
言葉自由詩2*04/8/10 21:53
うた自由詩304/8/8 23:14
自由詩2*04/8/8 23:11
風の笛自由詩4*04/8/8 23:01
きょう自由詩104/8/7 2:08
自由詩2*04/8/6 23:26
よる自由詩204/8/6 23:25
どこか自由詩104/8/1 22:43
お弁当自由詩004/8/1 22:34
家族自由詩004/8/1 22:33
コーヒー自由詩2*04/7/31 22:25
なみだ自由詩004/7/31 22:24
捨て猫自由詩004/7/31 22:22
自由詩2*04/7/30 22:18
肖像画自由詩004/7/30 22:15
眠るのは自由詩0*04/7/30 22:14
夏草自由詩3*04/7/29 22:10
貝殻自由詩004/7/29 22:09
かいがら自由詩004/7/29 22:08

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