こわれているようなので
そっと さわらないようにして
ふたをしめておきました
あれから なんども なんども
あけてみましたが
やっぱり こわれているようなので
さわるのは やめておきま ....
つい忘れがちな
社会性 積み上げて
ピラミッド ごそごそ
いつまでも忘れられない
なくなった関係 積み上げて
ひとりきり ひそひそ
どこにもやれない
無関係性 積み上げて
バベ ....
いのせんとな いのせんす
ち が かたる いのせんとなそんざい
どこかへいってしまった いのせんす
だれかがささげもつ いのせんす
ほねが さししめす いのせんす
しろい ....
とおい ひとりごと
いつも とおすぎる ひとりごと
まよなかの いすにすわって
どこかへ ひとりごと
すこしうえのくうかんをみながら
ひとりごと
しずかに はばたい ....
英国風の音楽 聞きながら
時計台と 断頭台
落ちてくる刃
鳴り響く 鐘の音
そこに誰か立っている
立っている誰か
私に語ってください
時と いのちを
....
イメージの中では ブルーの球体
1枚 膜をへだてて
違う時間を 生きるしかなくて
イメージの外では
灰色の なんでもないもの
あちこちの隙間から 入り込んできて
....
特に何も言うことのない 細胞分裂
アフタヌーンのアフタヌーン
えらくしゃかりきな 真夜中の哲学
夕暮れ時の魔法使い
砂と砂と砂
金色の排水口
45度傾いた 口笛
....
あいの おしり
よろこびの おしり
なぐさめの おしり
しんでしまった おしり
いきている おしり
うたの おしり
はなさく おしり
げいじゅつの おしり
....
銀河の向こうへ
飛んでいったりしない
腰の痛くなる椅子に座って
不思議の国へ迷い込んだりしない
目の痛くなるこんぴゅーたで
呪文を唱えて
魔法をかけたりしない
人達と一緒に
....
曲がり角ひとつ
曲がりそこねたようなので
こちらを振り向きながら歩いている
不思議な黒猫の後を追って
歩いてみる
もとのかたち ひとつ
間違えて捨ててしまったので
鈴の音たてながら ....
それほどに いきて
ひと ひとりが しに
ひと ひとりで しぬ
しろい ほねになる
ち も もやし
にく も もやし
しろい ほね くずれさる
ひと ひとりで ....
がんこにひっかかっていて
うごかせない ひるさがり
ほとんどめくらで
やりちらかすばかり
いたいところ ひっかきまぜるのは
やめてしまって
なんにもいわずにいるので ....
太郎さんの雪 ひとひら
次郎さんの雪 ひとひら
あやちゃんの雪も
ワタナベさんの雪も
みんな みんな ひとひらずつ
なんにも言わずに ひらひら
なんにも言わずに まいおりて
みんな ....
失ったのは 私の血
それほどに 深い色でなければ
失わずにすんだかもしれないのに
失ったのは 世界の言葉
それほどに 苦しいものなのだから
もういちど 探しに行こう
失ったのは 心 ....
何もかも 科学的で 物理的
ウイスキーを瓶1/3飲んだら
なにがなんでも ラーメンです
久しぶりに はりこんで
酒は 角瓶です
でも ブランデーにくらべると
これは 焼酎に過ぎませんね ....
おとぎばなしで
ねむらせてください
ちいさな わらやね
ふりつむゆきで
ねむらせてください
おにさんのなみだで
ねむらせてください
たろうどんや たごさくどんと
いっしょに ....
はめこまれた ものがたりに
はめこまれる必要はないので
かなしみも あちこちと
さまよっている
そのへんに いっぱいの ものがたり
悲劇も 喜劇も
不条理劇も 無意味劇も
はめこ ....
黒い猫を ひざに抱えて
おまえは
どこか 木造りの部屋で
座っている
いつからか そばに 黒い猫
見上げている 黒い猫の頭に
そっと 手を重ねて
抱き上げる 黒い猫
おまえ ....
風が 止まった
もう待てないここを
立ち上がって
見回している
もうこないここで
それでも
待っていたかった
ゆっくりと
私の呼吸だけが
聞こえている
そのままだと
沈んでしまうよ
お人形さん
今に 沈んでしまうよ
暗い水面に
ぽっかり 顔が浮かんで
流れて どこかへ
行けるといいね
でも
....
いくらでもふくれあがるおもいかかえて
かこばかりをみていると
どんどんつめたくなってゆく
まにあわなかったゆうやけが
どんどんとおくなってゆく
かたむいたすみっこのゆきど ....
ぎりぎりいっぱいに
歩いている
やたらと広いはずなのに
歩けるところは
ほんの いくとおりか
ふみはずすと
死ぬか 崩れ去るか
それでも
けっこう ほい ....
雲のよく見えるところまで
歩いて
写真を撮ります
残された言葉を
写真に撮ります
笑顔や うつむいた顔も
まぎれこみます
今 撮らないと
もう 2度 ....
感情物差し
情念体重計
喜び温度計
怒りサーモスタット
憎しみフライパン
愛情地図
日常鉛筆
過去消しゴム
皮算用色眼鏡
人間関係ねじまわし
....
目を
閉じて
沈黙
まさぐる
言葉
色
形
音
手触り
囲う
溢れる
沈む
浮く
風景
目を
開けて
....
茶色のセーターを着て
冬のひなたは 明るい
ひとりごとも
思いつかないので
窓越しに
たくさんの幻が
眠る道を
見ている
誰も いないので
....
そんなに 何もかも
混ぜられません
表象 と 現実
死 と 骨
生 と 身体
想い と 言葉
もう 眠ります
これは これでいい
あれも まずまず いいだろう
それは まあまあ かまわない
そちらは そんなもんだろう
あちらは きびしくなってきた
こっちは これでは ちと まずい ....
薄暗い昼間に
こちらの部屋から
あちらの部屋に行って
特に大切でないものを
持ってきて
特に大切でないことを
やっている
闇のふたを開いて
いってしまったのだから
どこかで
光のふたも
開けられていて いい
さがしてみよう
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