いつの頃からか爪を噛む癖
無意識に手が口にいく
ひどい深爪
いつの間にか 桃色はなくなって醜い白色
とても友達と並べられるようなもんじゃない
いびつな形
少しそり気味
不揃いの大きさ
....
突き飛ばされて あざがついて
ほうっておいて
独りにして
悲しすぎる叫びが この世界にはあふれてる
ささくれだった心に 滲む紅
悲しみの美しさに惑わされて
ほんとうにきれいなも ....
桜の木が ゆれている
春である
桜の木は薄紅の花で重い枝の先を
ほんの少し しならせて
春の強い風に
ゆれている
春である
だれもが笑顔で桜の木の下をゆく
....
ほんものの言葉があるところには
ヒトが集まっていくんだよって
キミが 言ったから
わたしの言葉はもう
ほんものではなくなってしまった
ひとりではほんものの言葉は紡げな ....
雨に降られるのは別にイヤじゃない
ひらいた空色のかさ
道端にできはじめた
小さな水たまり 踏んで歩くよ
曲がり角曲がってわざと遠回り
指先が 少し冷たい
泣きたくなったらかさおろす
....
プリントを握り締めて
廊下を駆け抜けた
ひるやすみ 二十分
あぁ あの先生のところに書類を取りに行って
それから放送もしなくちゃ
合唱の練習
ポスター貼って あ 筆記用具忘れた
....
いつのまにか
空がこんなに高くなって
いつのまにか
こんなにも空気は冷たくなって
だれも
いない
ベランダ
ひとり
すわる
昼休み
いつのまにか
日がすぎて
....
雨が地球を叩く音を聴いても
誰も扉を開けはしない
入ってくるなと拒むことが
本当だと思ってた
違うんだ
違ったんだ
それは僕の甘えだった
蹴っ飛ばした空き缶は
やつあたりのしる ....
それは水のようにすっと
わたしの中に落ちてきて
きらりきらりときらめいて
油断した隙にぴちょんと
こころの奥に忍び込み
やわらかい刺が 冷たい痛みを
少しずつわたし ....
僕らの隣を
名もしらぬたくさんのひとが通り過ぎて行く
それは止まらない流れのように
街は 黒い雨にぬれて
僕らは色とりどりの傘の中で
黒くぬれて
通り過ぎて行くひとたちは
僕らの ....
そとの温度はかるく30℃をこえて
蝉の声は途切れることをしらず
部屋のすみのちいさな植物さえも
気絶しそうになってるなかで
古い扇風機ひとつまわして
からんと涼しげな音をたてる麦茶のグラ ....
窓際の席はまぶしくて
わたしはかるく目を細める
活字の上に落ちる 白い光を
見つめているといつのまにか
目の前にみどりが踊る 紫が舞う あぁ
それをさえぎる薄い影がふくすう
穏やか ....
今日も僕は馬鹿みたいに
君を呼ぶ
君はわらって振り向く
きっとそれは
君の優しさを 一番あらわしている
灰色のなかで うすくひかる白
きっとそれは
君をあらわ ....
ずっと一緒に いれたらいいねぇ
そばにいるって事じゃなくって
そんな単純な意味じゃなくって
ずっと一緒に いれたらいいねぇ
永遠は目に見えないから
目に見ないものにしかは ....
夕暮れの空気は透明だ
そう言ったのは誰だったか
なんて 思いながら
西日の差し込む部屋にねっころがったら
影が通りすぎた
一瞬見えたのは真っ黒なカラスだった
風がわ ....
とぼとぼ歩く田舎の道
土の道見つめて ひとり 少女が 歩いていたら
何処からか 口笛が
陽気な歌が 聞こえるのです
ふっと顔を上げたら
自転車に乗ったおじさんが 口笛を吹きながら
通り過ぎ ....
泣いても良いのですよ
もっと笑っても 良いのですよ
空はこんなに蒼くって
光のかけらがこぼれてて
もっとふざけて良いのですよ
楽しんでも良いのですよ
君は責められる ....
楽しそうに
わたしの机に落書きする君をみて
はははっ て
乾いた笑いを漏らしたけれど
嫌いじゃないよ
君が描いたうさぎも
君のことも ね
誰かがきらいとか
憎たらしいとか
そういう感情は はじけて消えてしまうほど
ちっぽけなんだって思えた
縄を飛ぶっていう
単純な動作に
それぞれが何かしらかけていて
強い思いをもってい ....
ぐっと 無理してうったバックは
やっぱり というか あたりまえ というか
コートの外まで飛んでった
あぁ ひねった
腰の辺り
首の辺り
目だけ動かして 周りを見たら ....
わたしがわたしとしてここにいる証
それが君 なんて おかしな話しだ
わたし の証が 君 であるという
おかしな話しだ
ここにいる そして 生きている
そういうおかしな話し ....
こうしてまた僕は
振り出しに戻されたのだった
好きで選んだのではなかったけれど
そのマスに 僕は止まった
さいころは好きだった
転がっていく様が 僕に似ていたから
....
ナイフがそこにあるならば
行き先を切り開いて行きたい
高い場所があるならば
空を見上げて手をのばしたい
死ぬ勇気があるならば
過去を振りかえらず歩くための
ちからに ....
わたしはもう
一歩も進めそうにありません
思い出という名の紐に とらわれて
がんじがらめになって
一歩も進めそうにありません
いつか 綺麗だと思った思い出たちが
今は わた ....
わたしは砕け散った
地面に乾いた音を立てて
散ったわたしのかけらに
蒼空が映ったことが 以外で
嬉しかった
ふっと蒼空が影って
君がわたしのかけらを覗きこむ
綺麗だな 光 ....
いつか見た未来は遠のいて行くけれど
未来の僕はそんなこと知るよしもなくて
過去に犯した過ちに
嘆く今の僕を誰も知らないから
遠のいた未来に思いをはせるのはやめて
なんとな ....
さわってはいけないよ
君は寂しげに笑っていった
手を怪我してしまう
さわってはいけないよ
君の優しさ は
わたしにはいらないの
痛くてもへいきよ
ひとりでわれたこころを拾 ....
涙のあとを
ごしごしこすって
君は
顔をしかめた
涙のあとが
消えていくのを見て
僕は
笑ったんだ
君が知ることはないのだけれど
飾り立てられた言葉は 嫌い
朱塗りの言葉は つやつやと
思いを塗り固めてしまうから
花の添えられた言葉は それだけで
香りが強すぎるものだから
ガラスケースに入れられた言葉は 実 ....
やわらかい 夕暮れの月
となりに隠れるようにひかる 星がひとつ
「あ、星が見える」
「月しか見えないよー」
星はわたしだね
月は君だよ
わたしはあの時
君の後ろに隠れるように ....
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