5時間目、書道
君の隣で「愛」を書く
君も隣で「愛」を書く
愛を込めて書きなさい、と先生
ハネ、トメ、ハライ
ハネ、トメ、ハライ
君が愛を込めた、右手の筆先
その ....
事故により遅延
そのひと通りの連絡を終えると
遅延証明をしおり代わりに
読みかけのコクトォを閉じた
いつもなら
行き着く時間
行き着く場所にいるはずの私達は
....
「アーモンドチョコだ」
バスの中で友は言った
さっきから僕たちの後ろの席から聞こえている、ごろごろ・・
という音が何なのか
そのことを聞いたからだ
後ろを覗くと確かに
アーモンドチ ....
屋上に通じる小さな箱の中
灰色のドアの冷たさで頭を冷やす
窓から差しこむ小さな光は、
座り込んで眺める私を映し出す
光は、なぜここに在るのだろう
それはきっと、
此処にいる私を上書きし ....
君は頭のごくわずかなすきまに
生温かいミルクを注ぎ込んで
僕を騙そうとする
不安な宇宙を満たすそれが
なんなのか分かったとき
君はもういなかった
君は誰?
過去進行に思いをめぐら ....
私は三ツ矢サイダーやカルピスウォーターがのたまう青春に惑わされずに生きてきた。
それが甘いことに腹が立つからだ。
水に砂糖を混ぜるのは
テレビで人を騙すのと同じ
アンタはそれを ....
悲しさとか寂しさとかで
小指を折り曲げてみても
いまの僕には
なにも痛いところがない
窓から出て行ったこの目は
遠くで迷える羊のよう
「でかけてくる」と言って
あなたに連れられた ....
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