ああ、何と美しい光景でしょう。野の獣道を突っ切っていった先、その川べりには、
誰も踏み込むことのない煌く水面が滔々と浮かんでいるのでした。
夕陽と水面が鏡面のような対称の形を作り、溶け合う様、そし ....
罪びとです。
僕はもう帰れません。

どうしてこんな風になってしまったのか
何万回も考えたけれど、
それはやっぱり僕自身の罪によるものです。

過去知り合った人々の生活を垣間見るとき
 ....
瞬間瞬間が身と心を削るように降りかかる。
御霊よ御魂よ
この地に降り注ぐ力の火が
凍る明日を逆に照らし、曇る昨日を無に還す

人の世が辛いなら
今こそその日のけじめの日
狂った人と凍った ....
世界の秘密
そんなものが本当にあるのかは分からないけれど
それはあるとき確かに僕を迷わせ、惑わせ、道を踏み外させた

陽に照らされて虹色に染まる冬の雲や、
轟々と響く生温い春の風、
ひぐら ....
はらはら降るイチョウと枯れ葉は
まるで桜の森の満開のよう

降る
とめどなく
山奥で
密やかに
気を狂わす
桜は
枯れ葉でも
イチョウの葉でも
同じ

静寂に
降れば
心 ....
憂い、妬み、恨み、苦しみ、惑い、痛み
哀しみ、迷い、憎しみ
それら全ての
想い を
結んで
空に
還すから
だから
もう君に謝ってもいいかな

今はただ
赦しを請う言葉と
果て ....
旅芸人の吹く笛の音が
忘れかけていた哀愁を呼び起こす

自分にはもうなれない
夢を追い、人々に夢を与える人々

漂白民が時として定住民にもたらす羨望と憧れのように
彼らもまた私たちに触れ ....
 とてもリアルな感覚で夢の中なのに死というそれまで体験したことのない感覚で充満していた。満たされていくガスと消えゆく意識。本当に死ぬという感覚はひどく醜悪でそれまで夢想していた甘美な死というものがあま .... 街の灯り
家の明り
月の光り

人々の生活
その全ては、こんなにも美しいはずなのに

どうして僕は
背を向けてしまったんだろう

あらゆる真実も
あらゆる道徳も
あらゆる美しい ....
いつも急かされていた
一日の終わり
夕陽が赤く、夢色に輝く瞬間を
見逃すまいと思って

十二月の太陽はとても気が早くて
僕はいつも置いていかれた
その瞬間に間に合いたくて
僕はいつもせ ....
何も振り返ることのなかった青い空
あの日
穏やかな冬の日差しと
彼女のマフラーと
欠けているものなんて、何もなかった

待ち合わせに遅れる僕
電話をかけながら
必死にあの子の姿を探す
 ....
君はまるで、そこにいるのにいないかのよう
今日会ったことも今では忘れて

いつかは、お互い、見知っていたことも忘れ
印象の残存と、微かな記憶にすがりつく

美であったように思われる一抹の記 ....
五十里 久図(12)
タイトル カテゴリ Point 日付
あの美しくも誰もいない川べりへ自由詩210/2/13 12:03
懺悔自由詩109/6/21 20:36
川べりに居るとき僕はいつも孤独だった自由詩109/5/21 21:42
世界の秘密自由詩109/3/23 17:54
山の奥自由詩109/3/14 15:45
告別自由詩009/3/1 10:22
夢追い人自由詩209/2/28 22:55
ガスで死ぬ夢を見た自由詩109/2/15 10:23
自由詩109/2/14 22:26
幸福自由詩209/2/7 11:00
時はもうすぐそこまで来ているよ自由詩109/2/1 14:34
帰ることを知らない自由詩109/1/30 21:34

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