僕の心は遠くまで行ってしまって
誰かの呼ぶ声も聞こえなくなってしまった

ベッドに括り付けられた
僕と僕の意味を連ねたもの

誰の残酷か、優しさか、
僕の目はよく見えた
零れることなく ....
強く濃い香りは輪郭を惑わす
花はいつしか萎れ
風に吹かれて散っていく

抜け落ちた髪の毛を誰が美しいと言うのでしょう
花は咲いているから美しいもの

形も保つこともできず、
自ら求める ....
私は 私の影を踏む

あなたは あなたの影を踏む


それから私達は近づいて
お互いの息遣いを感じたころ


あなたは 私の影の上に立っていた


でも私は気付いてしまった
 ....
あの時見た花火のように

一瞬で上って
一瞬で散った

でもその一瞬が
まだ僕の心に焼きついている

微かに残る花の香りと燃えカスを
胸の奥の押し込んで空を見た

終わったという ....
言葉が私の家のドアをノックするときは
必ず私はベッドの中で
毛布を何重にもして身構えている

私は怖いのだ  言葉が
私の[しん]に触れてしまうであろう  言葉が

コーヒーの入ったマグ ....
カチリ、と響く瞬間に、運命はようやく動き出した

銃口は冷たく、滲み出る汗はさらに冷たかった

明日はもう戻ってこないのだと
初めて気が付いた

運命の歯車が私を探している

私は最 ....
今日は風の強い日です

多少雨の混じった風は、今日に限って向かい風で
僕の行く手を遮るのです

僕がくるりと後ろを向くだけで
風は僕の背中を押してくれるのです

あなたが涙を流す理由が ....
昨日見た金色は、やはり昨日の空に消えてった

僕らはまだここでもがいている
手を伸ばした先に何もないと知っていても
背伸びをすることは止めなかった

いつも五月蝿い犬の鳴き声は
冬の雨に ....
心に指があるとするなら
その指先から壊死していくような感覚
目の前には絶望がぽつんと置かれていて
それをただ眺めている私がいる
全てが客観的で、不親切で、そして現実だった

車に轢かれて潰 ....
傷負いの翼が空を掴む
歪な円を描きながら
しがみつくように飛んでいる

鳥が自分の真上を通る
降ってきた水滴
鳥の血、静かなぬくもりを持って

空には鳥がいた
これから死ぬであろうに ....
vallette(10)
タイトル カテゴリ Point 日付
進化論自由詩008/6/7 11:50
花魁自由詩008/3/28 9:48
影踏み自由詩308/3/9 23:27
記憶の花自由詩208/3/6 0:23
言葉の振動自由詩008/3/2 13:46
クラインの壺自由詩007/3/29 21:07
強風注意報自由詩207/3/26 23:45
錆付いた万華鏡自由詩107/3/7 13:34
髪留め自由詩307/3/5 22:45
真空自由詩607/1/31 22:31

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