橋の欄干に彫った文字が消えかけている
この川は海につながっているから
流してしまったのだろう

メッセージはやがて雨になって降ってくる
その雨を避けるようにして
僕は家に帰ろうとする
幸 ....
この世界にドアというものが出来てから世界は二つの側面を持つようになった

厄介な事にドアにはたいてい鍵というものがついていて

いつもどこかで「ガチャリ」と音を鳴らす

見たくないものを閉 ....
感情が死んでいく
感情が生まれて
感情だけが死んでいく
星を落とした人がいて
その人は盲目だったから
何を探しているのかもわからなかった
それは悲しみによく似ていて
遠い世界の出来事だった
僕は君を知らないし
君は僕の事を知らない
テントの中で光る1000Wのライト
砂の上でピエロが死んでいて
ライオンは悲しげに遠くを見つめている

操り人形を引き寄せるための糸を持っていなくて
水の中に潜りながら明日まで息をとめている ....
戦争も死も憎しみも
裏切りも絶望も殺し合いも
全てを小さなこの箱の中に入れて
スクリーンに映したのなら静かに眺めることができるのだろうか?
神はその外側にいて
また静かにそれを眺めてる
ニクロム線の焼ける炎
俺の意識の中の呪術を表している
紫色の匂いと過ぎ去る修行僧
聖域が女のように消えていく
性欲は象徴として置かれている
レーザービームに増殖する腕と体
日曜の午後はいつもそうしている
適度な速さ、心地よい風があればいつでも死ねるから
ひたすらに距離を減らしていく、どこに行くのかもわからないのに
戻る場所はいらない、鮮やかな夢もいらない
だから ....
深い水の中でラジオが鳴っている
口からこぼれる泡が宝石に変わっていく
ラストシーンだけが続いていく
水の中は記憶が溢れていて
時間を逆さまにする
まだ世界が眠っている頃
ふと眼を覚ました
静かな声で僕を呼ぶ
僕自身の声
僕は歩き出そうとしている
何処にも行きたくないのに
雨が熱した世界を冷まそうとしている
僕が歩いている事を誰も知 ....
green ink(10)
タイトル カテゴリ Point 日付
タイムレス自由詩306/9/6 6:12
部屋自由詩106/8/11 14:38
生活自由詩006/7/30 0:59
星のない世界で自由詩606/7/29 2:41
発明家のサーカス自由詩206/7/20 6:57
ロードショー自由詩106/7/19 13:25
占い師の事前行動自由詩006/7/17 1:14
乾燥自由詩406/7/16 0:43
塩水自由詩306/7/13 10:10
自由詩206/7/13 9:18

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