夏だというのにコールテン
それに草履をつっかけて
尻のポケットに煙草と籐村
緑色の国鉄に乗る
大塚などという細かく単純でない駅で降りたりして
俺は手ぶら
スーツは暑いかい
鞄は重いかい
 ....
猫が死んだ
男は泣いている
私は首の骨を鳴らして
煙草を吸った

猫は死んだ
男が泣いている
私はそれを
笑って眺めた
名前を思い出そうとした
足下に擦り寄ってきた
あの猫の名を ....
横っ面を殴ってくれ
失望に安堵したい
その優しさを
嘘だよと言ってくれ
全てが覆された失望に
ああそうかと安堵したい
加減しないで殴ってくれ
夢は見たくない
失望に安堵したい
どろどろと、もがいている
ここから逃げたくて
どこかに行きたくて
どうにか生きたくて
けれどどうしていいかわからない
そんな状態は蛹に似ているのだと気付いた

いつか蝶になれる

世 ....
祭りの準備に似た恋情の
予感は浮き世と離れゐて
逢瀬重ねる恋路の過ぎるは
最高潮の祭りの速度
恋慕の終わりの空虚さは
投げ捨てられた林檎飴

火祭り、火遊び、恋火の燃ゆる、
燃え滓集め ....
スーツを着た蟻、粧し込んだ蟻
行列作ってバスに乗り込む
トウキョウシンジュク
混沌中枢
今生きてるのは僕らだけ
奴らはみんなエキストラ


「何かに向かう群衆の流れに逆らって歩いている ....
君が たゆたう衝動の 可燃性の衝動ならば
私がマッチを投げ入れてやろう
私の くすぶる衝動に 燃え尽きかねる衝動に
ロシアのウォッカを注いでくれよ
久し振りに人と話をしたもんだから
調子に乗って呼吸なんかをしてしまいました
人と話ができたのはほんに久し振りのことでした
だから調子に乗って呼吸なんかをしてしまったのです

ああ!
人の目 ....
/N(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
ブレッド食う自由詩206/7/14 23:36
自由詩206/6/3 1:09
そして自由詩506/5/30 0:00
夕凪サナギ自由詩106/5/29 18:12
先祭り自由詩206/5/25 1:57
十円ギャング風船ヤング自由詩306/5/21 23:30
化学反応自由詩206/5/19 20:23
きせきがおきてきせきにいる自由詩106/5/18 0:17

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