どのくらい掘ったか
見当がつかない
半分くらいなものか
背後をみやる
暗く光る土のにおいが
鼻をうつ
ここでは時間がわからない
時間は崩れている
なぜか穴は崩れたことがない
光の記憶 ....
昼時の定食屋に
ひとりで坐るサラリーマン
タバコのけむりが
背中をはって
店のなかにひろがる
ほかに客はいない
けむりだけが漂っている
その男はタバコを
吸ってはいない
静かに食事を ....
リストラで大トラになり吠えまくる。

Eメール今送ったよと電話して。
無数のひび割れた青空の目のなかから
たえまなく降りてくる風の淀むところに
ふるぼけたダンボール箱が積まれている

いつしか鳩たちがすみはじめた

傘もささず
棒のような日日が
確かに過 ....
 歪んだ (会社) のなかで、不意
に犬のような沈黙を口に押しこめ
られた男は、夕暮、痙攣する肩を
抱え、部屋のおくへ潜っていく。
 床に転がった身体を覆うように、
いつのまにか、 (部屋) ....
晴れわたった
際限のない
ひろい空の青
小さな密室の心を
吸い込むようで
無関心な青
ほんとうの空は
無表情のなかで
とても暗く
中心がない
ブランコに乗って
遊ぶのが
嫌いだ ....
暗く輝く舗道に
群れるひとの息
灼熱から遠ざかるからだに
ひっぱられ
脇道にそれて
ひんやりする暗がりに
肩を入れる
夜に流れる
うすい闇は
底なしだ
ぼくは冷たい空気のなかを
 ....
足立和夫(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
穴のなか自由詩403/5/19 0:22
ランチタイム自由詩103/5/9 21:54
川柳2句川柳203/5/9 15:01
夜の鳩自由詩203/5/9 3:38
眠る部屋自由詩103/4/6 19:30
青空自由詩403/4/4 2:00
暗中自由詩503/4/1 10:40

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