近づいては離れて
寄り添ってははじかれて
手をつないでは振りほどいて
見つめては目をそらす

離れては近づいて
はじいては寄り添って
手を振りほどいてはつないで
目をそら ....
色の抜けてしまった部屋
一人で静かな不安定

案外几帳面な冷蔵庫の中や
案外不揃いな洗濯物の干し方
そんなことさえ愛しい

お日様の光は残酷だ
朝が濡れ
渇いたのどに
ゴクゴクと
 ....
君のためにつけた傷
左手首の内側
ふざけてつけたかわいいハート
隠れてしまう季節

僕のせいでついた傷
君の右手首の内側
ハートの片割れ

傷つけて
命を混ぜた
流れる涙を
何 ....
黄昏に
視線を感じて振り返る
天に低く
たれ落ちそうな宵の月

俯いたままの曼荼羅花
寄り添いながら曼珠沙華

願わくばもう一度
願わくばあと一度

でなければ
全てが重なり
 ....
空耳に振り向いた

君の声
に 似ている声

君の話し方
に 似ている話し方

思わず視線で追った
君の後姿
に 似ている人

似ているだけ
何も同じでない

残り香や面 ....
黄昏時
君を探すは幾日

追い越してゆく自転車が
花弁を散らして
去っていった

取り残された
淋しさに
一片拾い上げては
花模様に
重ねた

一度散った花弁
花に戻らない ....
黄昏時
君を探すは幾日

月の出に
おぼろに見える花の色を
君に伝えようと送る波

届いた音色は
遠くの雨音に消され

更けゆく月夜に
身の振り知らず
指先に風の沁み込む帰り道 ....
居心地のよさを求めていただけの
軽い空気を消し去った
四文字の意味を考えていた
最近この景色に足りない姿を探してばかりいる

手帖に書き残された君の字をなぞっては
所々の記憶をたどる

 ....
日常的な報告だけの手紙
何度も書き直した返事
どうしても想いを織り込んでしまうから
丸めて捨てては書き変える

読まれるのが1通だけなのは歯がゆくもあり
クシャクシャに丸めた分も ....
生きている
何にもないのに生きている
あたりまえに息をして
あたりまえに目が覚める
食事をして排泄をする
歯磨きをして服を着替える
愛し合って憎み合う
隣で君が鼻をかむ
 ....
星を見上げる

私は西の方から
君は東の方から
同じ星を見上げる

見上げる角度は同じなのに
私と君との距離は遠い

あの星と地球との距離を思えば
君との距離なんてミ ....
薬本 祝人(11)
タイトル カテゴリ Point 日付
reason自由詩106/2/12 15:59
「おかえり」を君に自由詩105/11/20 17:35
残像(五)自由詩005/10/25 1:34
残像(四)自由詩105/10/23 15:31
残像(三)自由詩005/10/18 1:12
残像(二)自由詩305/10/12 17:01
残像(一)自由詩105/10/4 9:25
残像(序)」自由詩205/10/2 21:27
手紙の返事 〜ラブレター回避奮闘記〜未詩・独白005/9/25 22:31
命考自由詩105/9/25 17:56
自由詩005/9/25 17:29

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