晴れていても夜空は藍色
そんな天の下では
見える筈のものも見えない
でも 見上げたらもっと違う世界が見える
きっと
あなたにも
ねえ あなたはあたし ....
幸せを求めて逃げ込んだこの世界では
数倍もの涙が流されていた
所詮此処には何も無い
現実に背を向けることしか出来ない
嘆いている
たくさんの人が 憂鬱を 謳歌している ....
あなたが いなくなって
わたしは あなたの前から いなくなって
そうしたら 世界が変わった
気紛れな空の色も
壁を滑ってく光の色も
枯れ朽ちた紫陽花の色も
そう ひ ....
君は滅多に喋らない
余程の事が無い限り
僕は君の声を聞く事は無い
何時も僕が一方的に話すだけで
君は表情と相槌だけで
返事をする
君の長い長い前髪は ....
心は空も飛べる
心は羽を持っている
心は泳げる
心は歌える
心は時を越える
心は何にもなれる
心は生きる
心は死ぬ
心は誰かを殺せる
....
掌一杯のきれいなお水
まだ其処は美しい
「ごめんなさい」
あたしの唇から
不思議もなく零れた言葉
拡がっていく波紋は既に
悲 ....
ふと君が 浮かんで消える 体感温度
草萌ゆる 庭を覗けば 枯れた花
青い影 いまはそれさえ 独りきり
空の雲 淡き恋の 記憶のいろ
砕け散り 輝く日々は 錆 ....
もし いま ここに私がいなかったとしたら
あなたはどうしているのかしら
あなたは
あなたはどうしているのかしら
私のいる部屋と
あなたと出会った世界とじゃあ
....
まっしろになった みらい といういしき
ここには あるべきものが ないんだ
どうしてだろう
しいられたことは やってるつもりさ
いまこのへやにある
べんりなかぐは ....
もう札幌は初夏を迎えました
裏庭では ライラックが花を咲かせました
夜になって外に出てみますと
夏のにおいがするようになりました
でもたまに 肌寒くなったりもします
少し ....
僕よりずっと歳の低い声が
楽しそうな悲鳴を上げているんだ
そして蝉の声は初夏を告げて
其れに誘われた蜂を 翠の葉に見る
君は何時も憂鬱そうに
「消えて行きたい」等と云 ....
地球はもうかれこれ数十億歳で
あたしは未だ 齢十二歳
誰も憶えてない位永い 永い惑星の歴史に比べたら
あたしの歴史なんてずっと 浅い 浅い
其んなもので誰かの胸に
....
背負つていた物が全部滑り落ちたから
もう其れなりに楽をしてるよ
君は如何
あたしが余計に
君に何か押付けてしまつたつて事は無いかい
極々稀に君の云つた言葉を思い出そう ....
”どうせ善い事に繋がる訳無い”と
知って居たら哀しむ事も無かった
その代わり 悦ぶ事も無かったかもしれない
繋いだ手の温もりが
未だ 未だ此の掌に残ってるよ
私から切 ....
僕はきっと 大嫌い 等あなたには直接言わない
あなたが僕に「死んでしまえ」と言うが
僕はあなたにそんな事は 言ったりしない
どんなにあなたを憎んでても
あなたは僕に理由を訊 ....
{ルビ睡=ねむ}る前に
銀に光る鋭さを見て
そこから何の幸せが生まれる事の無い事を
僕は知る訳無かった
恋しくない 恋しくない
もう生きていようがそこには何も生まれな ....
あれから日常がつまんなくなったよ
怖いことも悲しいこともない
虚勢を張る程弱気にもならない
どうしても文字にしたいと思えるような
強い強い思想もない
愛情 嫌悪 ....
昨日流行の口紅を買ったら
今日の夢に
同じ色の血を流した兎が出てきました
兎は言うのです「汚いね」と
私は唇を拭う 白い袖に付着する 紅の色
兎は言うのです
「それ ....
なんにも
ここにはなんにもなくて
寂しい、とか 楽しい、とか つまんない、とか
あるわりには なんにもない
なんにも、思わない
素敵、とか好き、とか嫌い、とか
....
4月に君は
野良猫みたいにたった独りで
僕1人の部屋に来て
君はなんにも言わないで
すぐにそこを出て行ってしまって
真っ白な 真っ白な壁に
最初に飾るものが ....
あたしのすきな、言葉がありました
あたしのすきな、人がいました
あたしのすきな、声がありました
あたしのすきな、名前がありました
あたしのき ....
あの日
お前はあんなにも拙い言葉で
僕に愛を告げた
僕はお前よりも拙い言葉で
お前に愛を告げた でも
あれから2年も経って僕は
お前に言ったのだ、
....
好きな人ならいません
信じられる人ならいません
「誰が正しいのですか」
と訊いた時に答えてくれる人も居ません
この空は遠く遠く限りなど見せてはくれません
ヒ ....
現在
あたくしは君の名を
修正ペンで白く白く塗り潰して居ります
現在
あたくしは君の声を
ディストーションで遮ってゐます
酸素が 酸素が薄くなっ ....
あたしがもうあたしじゃないと
知ったのは昨日の事だった
「私ハ誰デスカ」
君が好きだって
何回言ったか覚えてるかしらね
でもきっと あたし
君のこと ....
こちら水飴通り178番地
早朝 午前5時
車も人も通りません
風も想いも通りません
空は快晴 雨降りの自分に問いかけた言葉
誰かのため ....
雨が
雨が降っています
悲しみの 雨が
寂しくなりました
もうあたしを温めてくれる人は
いないのです
そうだあたしは
あたしは狂っていたんだ
....
うちにはレアがいます
飛べないことはあたりまえなのに、コンプレックスです
だけどいつも前向きな彼女、その背中にのって
今日は 鳳凰の羽を買いにいきました
きらびやかなローブをつ ....
あたしの良きうわべが最近お留守で
さらけ出された本体だけがお相手をしています
独りのはずの帰り道を塊で歩きました
結局放っておかれたのに、それが嬉しいと感じました
....
しがないおんぷになりたかった
かぜにたゆとう たったひとつのうたに
しがないひとつぼしになりたかった
あさにきえてく たったひとつのほしに
いくつものひ ....
1 2
0.33sec.