唯、在るが侭に。
飛び去る鳥の行方に思いを馳せるが如く
沈む夕日の真紅(あか)に想いを重ぬるが如く
宿り木で在りたい。
何も望まず、
変わらぬ姿で
「愛の姿」を、み ....
その昔、選ばれし月の巫女は
清らかな瞳で 戦の勝利を祈った
勇敢なる自国の兵士の勝利を―
その身を捧げし皇帝の御世の永続を―
そして。
そっと伏せた瞳が、再び蒼天の月を映す ....
おじいちゃんへ
そちらは暑くないですか?
もう何年も声を聞いていないから―また聞きたいな。
私は元気です。昔、母さんとケンカして、心配かけた事もあったけど
今は仲良くやってます。母さん ....
ひとつ ひっそり咲いた恋
ふたつ 経(ふ)る間に熱を帯び
みっつ 見果てぬ宵の情事(ゆめ)
今尚 口に 数え歌
水面(みなも)に一つ 涙つぶ
今更 口に 数え歌
冷たき月も ....
肌の匂いが移るほど近くで聞いた あの言葉は
今はもう、遠い過去(むかし)の記憶
あの日と同じ場所に立ち尽くしても
戻らない あの後ろ姿
最後のメールから 季節が三度巡った今でも ....
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