馬鹿だな
そんなの
笑えないよ
慈しみ
育んで
偽りの
儀式のように
虜になる
いつまでも
足掻いた
掴んだ
払った
逃げた
代償
知ら ....
きこえるかい
描いた日々は拙くて
語ったことばは儚くて
揺らいだ瞳はどこまでも脆くて
指でなぞる唇の赤さ
きみを愛していたんだ
....
貪るように求め合う唇では
到底紡げなかった美しいことば
堕ちた孤独に濡らされて
もうあの空に届かない
手を伸ばして。
伸ばして。
奇跡みたいな陽射しの中を
僕ら目を細めて歩いていたね
陽炎が揺れていた
君は隣で微笑んでいた
思い出せなくなった匂い
あの夏は今何処に
喪失というサイレンが僕を惑わす
夕間暮れ、呼び声は遙か彼方
きみのこえ
きみのこえ
きみのこえがする
ぼやけた部屋の片隅で泣いているのは誰なの
きみのこえ
きみのこえ
....
するうり
抜けるような巣立ち
さようなら、無垢な瞳
降り立つのは戦場
ナイフと機関銃どちらを選ぶ?
踊るように
歌うように、あなたは
永遠を空へ放った
よごれた手のひらで
つ ....
振り向けばきみがいて
何気なく微笑みかけながら
つなごうか って
手をさしのべてくれる
あたりまえの情景を
いつまでも信じていたかったんだ
どうか
星たちが灰になる ....
熱にうかされたような輪郭のない浮遊感を
君にも分けてあげようか
共有するなら愛も生まれるだろ
それがたとえどんな毒薬でも
うたごえが運んだのは一握りの灰
ふれて 濡れるように ....
きみにさよならを言うために
長らえた声帯じゃないよ
きみの名を呼ぶために
残された命だ
そう望んだんだ
それは紛れもなくぼくだ
火薬と木造の家のにおいが
いつまでも ....
思わず舌なめずり
夜がくれたとっておきに
今夜のごちそうは
ぼくらがこぼしてった寂しさだ
悲しい目をした影が
召しませ、と
差し出す心臓
汚れた手で拾い集めて ....
ねぇ 知ってたかい
この 感情こそが
終わらない 嘘 なの さ
歪んだ こころを殺せない ままに
また 誰かが 泣くのだ
そこは 瓦礫の 下か
花畑かは ....
知ってる
きみが「信じて」と言う時は
訳もなく泣きそうな時だってこと
微笑みかけて髪をなぜれば
ほら、もうどうだっていいだろ
此処には真実なんて無いんだから
あの丘に埋められた死体には ....
なぜこんなにも近くに生まれたのだろう
そんなことを思いながら
おやすみ
夢をみるまで
どうかその手は離さないで
夢の中でまた
きみの手を探すから
ぎりぎりの淵まで
どうか離さないで ....
ただ呼吸をやめるためだけにぼくらはうまれるのか
ああなんて
生きる の 容易きこと
....
だしぬけに
あなたへ伸ばした腕が
抱きしめ方を知らないことに気付いた
どれだけのやさしさで包めばいい
触れるだけでこんなにもふるえる心なのに
何度も何度も 何人も何人も に
恋をし ....
もう覚えられないよ
これ以上
きみ以外の なにを
忘れないようにって、願う必要があるの
自分のものじゃない心音を
この耳で聞き取るすべをさがして
そのときを夢に見て
いつか「とまらな ....
西日があかくにじむ頃
駅前、歩道のわきのほうに
湿ったまだ黒い土がいくつも盛られていて
ぼくはそれを
何かの墓だろう
と
かがみ込んで
手近なところに生えていた
....
そのまぶたがゆっくりと下りるとき
深い青の底で 何かがはじまるとして
沈んでゆくすべを持たない私は
人魚にもなれないまま
目眩 酸欠 ....
てのひらでさわるより
てのこうでさわったほうが
たぶん、まほうはながつづきするよ
なつかぜにひえたほほを
そっとなでてさ
ねえきみは
たとえばぼくが ....
知ってる きみは
ぼくがあの果実を腐らせたこと
一度だって責めようとしないのは
何も美しくないことをしっているから
荒廃する天のように!
神が破水したバジリカで
背 ....
病床の月
おまえが照らしているのは
わたしではないね
波に散ることを望んだ
水葬という名の戦争
うたかたの戦場
犠牲は
多すぎた
零れ落ちる色、色
気が狂うための薬は ....
憤りさえ吐き出せなくなったのが
一体いつからかなんて しらない
獣のように直線上で叫べない
だから きみに聞こえない
余命二ヶ月のこどもが
弟(か妹かはわからない)の息づく
母親の腹を ....
優性だろうと劣勢だろうと
失敗作はぼくだ
山積みの武器を目にしたとき
一羽のアゲハが教えた秘密「もう花は咲かない」
蜃気楼のように揺れるのなら
いっそ殺してしまえと
きこえた
き ....
おだやかな うみべのまち
うらがわをしるひつようは
たぶん ないよ
むきしつな
かぜに
ちをはく
あす
せかいがおわるなら
きみに
なんていおうか
そんなことをかんがえ ....
その城壁に
触れるの
痕を残せるなら
傷を付けることを
赦されるなら
誰も知らない楽園を教えて
それが出来たら貴方を信じる
つないだ小指の約束を
あの金色のカナリヤが憶えている ....
魔法が解けたシンデレラ
あなたの愛する人は、誰?
「私、王子様を愛してなんてないわ」
ほんとうはもっとずっと
大切な人が傍に
{引 ....
久しぶりにつけようと思ったのに
君と別れてから六日目の夜に
ピアスの穴が塞がった。
そういえば君がいつも僕に贈るのは
ピアスだったな
と、
そのとき初めて思い出した。
....
いつからだ
僕が星を見なくなったのは
暗闇に沈む夜の中で
ただひとつもたらされた
真実
そんなもんはない
残虐な爪が幾重もの色を貫いても
目の前にあるのは虹だ ....
平等な庭
劣等を溶かす小さな天
伸ばした腕
これが夢ならしあわせだろうか
愛は、怖いですね
優しすぎて
花畑
菜の花が少女の膝下でわらう
その手 ....
最後
と
口にするには浅はかな日々
正しいのは何だ
正しいのは誰だ
ちがう
正しさなんてない
希望も絶望も
同じ望みからうまれたと知った日
....
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