鼻持ちならない小金持ち。
一緒に乗り合いたくなくて、
選んだ自転車での登校。

鼻糞を真っ黒にしながら
産業道路を並走する。
それから電車に揺られ、
また自転車。

ほんの少し歩く時 ....
朝礼にいない。
公園で溜息をついているから。
昼休みにいない。
図書室で一番読みたくない本を探しているから。
放課後もいない。
何も無いことを諭されたくないから。
居ないことに気付かれると ....
その溜息吐くの止めてくれない?

これは呼吸法だよ。ラマーズ法とかなんとか…

文句があれば言えば良いじゃない。

最近言葉が出てこないんだ…
満たされてるからかと思ったけど、多分違う。 ....
君の言葉はずっと遠くなる
そう確信した

先ずほんとに聞こえない
君はこっちを向かないから

他にも遮るものは沢山あって、
流れる水音
電子レンジの回る音
コンロの上で焼ける音…
 ....
ねえ、教えて
どうしたらいいの?

そんなの俺にもわからねぇよ
言われた通りやればいいんだろ

それでいいの?

そうだよ。
お前が良いと思うならな。
僕はずっと眺めてるんだ、君を。
他の何より君が好きだと言いたくて。

そうすると君は必ず目を逸らすんだ。
「君を好きじゃない」って見透かされたくなくて。

だから、車窓を眺めて君の眼球は左 ....
室外機の音はうねり続ける。
室内機(エアコン)の出す音は
モーターのそれだ。

ひねった蛇口から出た水。
これも渦巻いていた。

揺れて落ちた映画のポスター。
ヒーローの片頬は醜く吊り ....
僕は僕を許してないけど
君は君で生きてるんだろうね

君は僕を許してないけど
僕は君で生きていて
それでも僕は僕で生きてるんだ

僕の知らないところで
きっと君は自虐しながら、
それ ....
縮れた髪がカーテンみたいに遮ってる
全部見えるけど、全部は見えない
例えば君の涙目とか?

睨みつける君の目から
逃げ出してトイレに座る
ああ、尻が暖けぇ

綺麗な便器をもう一度綺麗に ....
風呂上がりに
サムイサムイと言いながら
冷えたビールを呷った

外からカラスの
帰るぞ、アイツはまだか?
短く何度も呼ぶ声が聞こえた

大丈夫、俺は枕を抱いて寝るよ
しかし、タバコのカートンってのは何でこうも開封し難いんだろうね。
大人に限定されてるからか?
それともイライラさせて、タバコを早く消費させようってそんな魂胆か?

いや、じゃあ、さっき開けよう ....
スープを飲むために持ち上げだスプーンは
司会の促す拍手によって器に入ることなくテーブルに戻った。

だから、こんなとこ来たくないんだ。
ため息をつきながら周りを見回す。

スリット入りのロ ....
外の気温と比較して店内は暑すぎる。
間違って頼んだホットのカフェ・オレも、
吐き出さずに飲み込んだ大げさな言葉たちも。

それが冷めるまで僕は彼女達を眺めた。

フレアミニの膝上スカート、 ....
教えてくれ。
この林檎が纏う紅(くれない)、それは僕の瞳を焼く。
君の瞳にも、同じ炎が宿っているのか。
あるいはーー君は澄んだ宇宙(そら)を見ているのか。

かもしれない。結局同じでしょ。
 ....
冷えた空気はツンとして瞳を潤ませた。
悴んだ手を暖めるために
両手を顔の前に持っていった君は
まるで泣いているように見えて。
抱きしめて慰めた。

そんな夢を見た。
泣いていたのは僕だっ ....
子どもの濡れた髪を無造作に拭き上げる
「ボールについた公園のサラダをキレイにしている」
そう言って黙らせる。

大きくなったと自慢するから
「俺より大きくなったらピコピコハンマーで叩いて縮ま ....
何も無いテーブル
それはよく整理された日常
溜まったシンク
それは充実した毎日
毎日同じ柄のシャツ
それはミニマルな生活
そんなふうに表現して
先端が壊死するのを無視する
3分で沸く、その給湯ポット。
その何処までも深い腹底、
実は私は恐怖している。

ペンギン2号と彼が呼んでいるそれは、
まるっとしたお腹で温めている、私の水を。
その底はそんなに深くない、 ....
あの子、またブロッコリー残したから、持っていって。

いらねーよ、野菜なんか。こっちは体力勝負なんだよ。

あんたが好きな動画でも言ってる。
彩り、大事でしょ、コレだけ入れといてあげる。
 ....
こうやって毎日弁当持参してるでしょ、稼ぎが少ないから。

まあ、あるモノ詰めてるだけなんですけど。
そうすると見ちゃうんですよ、「バズ弁当」とか「毎日これでイイ」とか、そんなやつ。

大抵下 ....
嫌になった
「僕はコレ」と言いたく無くて
「彼はアレ」と言われたい

そんな風にブルースのリズムで歌って、
缶ビールを吹き出させながら流し込む ははーん

ほんとーは歌っていないしー
 ....
よく映る眼鏡には天井が写っている。
蛍光灯、その揺れる明滅さえも鮮明に。

同時にズボンの裾、
そこから伸びる靴もよく見える。
ぶつかって、摩耗したその先端の毛羽立ちさえ。

今日見る夢 ....
華やいだ街を舌打ちしながら通り抜けた。
赤いミニスカートも白いポンポンが付いた帽子ももううんざりだ。

静寂に辿り着いても、それは安穏ではない。
僕は見つかってはいけない。

爪先で歩いて ....
またお酒?

水だよ。匂いでわかるだろ。

だから言ってるのよ。

そうか?残ってたのかもな。
いつも同じ湯呑みを使う。
酒を呑むのも、水を飲むのも。
あのデコボコして老人の手でも滑らなそうなあれだ。
何だっけ?備前とか何とか。

熱くもないのにずッと音を立てる。
眉間に皺を寄せて、 ....
僕は言わば言葉のルンペンプロレタリアートで、
ゴミ箱を漁るように何かを紡いで生きている。
意味も救いも他者も自己も
全てゴミから掬い上げた。

半開きの口からはよだれが垂れて、
虚空を見つ ....
ああ、もう消えてしまった。

さっきまでここにいた人達は
既に別の人みたいに見えた。

洒落たカーテンで仕切られた空間を
「個室」と呼ぶような居酒屋で
飛び交うのは壮言大語と嘘臭い称賛。 ....
加害の意図がある方が
「ワタシは潔白です」等と嘯いて、
杖を振り回す輩より余程信頼できる
そんなに細かく切ったら台無しじゃない

良いのよ、食べやすいでしょ

確かに味が染みて美味しいけど、歯応えとか…

え?何?

LGBTQに配慮されてる、素晴らしい料理だって言ったんだ ....
何度も忘れようとした
泣きじゃくるアイツを
何度も忘れようとした
惨めな自分を
何度も忘れようとした
絶望した彼を
何度も忘れようとした
諦めたあの人を
何度も忘れようとした
壊れた ....
泡沫の僕(93)
タイトル カテゴリ Point 日付
ほんの少し歩く時間自由詩026/2/16 23:47
透明でいたかった自由詩226/2/13 21:43
呼吸法自由詩226/2/10 23:06
できたぞ自由詩026/2/10 22:04
信託自由詩026/2/8 22:39
自由詩126/2/4 22:46
捻れ自由詩126/2/3 22:50
判決自由詩126/2/1 21:15
ぬくもり自由詩126/1/31 20:55
カァカァカァ自由詩126/1/30 22:25
プラッチック包装自由詩426/1/26 22:23
結婚式自由詩126/1/25 22:41
聞いてるよ自由詩2*26/1/21 21:44
コーヒーショップにて自由詩126/1/19 23:39
泣いていない自由詩226/1/14 22:00
公園サラダ自由詩226/1/14 21:59
ミニマルな生活自由詩126/1/14 21:57
たぶん自由詩126/1/8 23:06
彩り自由詩3*26/1/7 21:45
ブロッコリー自由詩4*26/1/7 21:27
アレコレ自由詩326/1/6 22:42
ローグライト自由詩126/1/5 21:56
プレゼント自由詩325/12/24 22:02
湯呑の中身自由詩125/12/22 21:18
湯呑自由詩125/12/21 22:40
言語的ゴミ箱自由詩125/12/19 23:50
婚活自由詩125/12/19 22:29
杖罪自由詩125/12/18 23:43
自由詩125/12/18 23:21
メロスとテロル自由詩1*25/12/3 23:22

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