プラスティックの魚のような
バルーンを星に結んで
たやすく絡まる糸くずと
雨を撚りわける

夜が見えて来たら明日
太陽がまぶしく見えて来たら昨日

カートを押す風の猛烈な圧力に屈して
 ....
年末のカウントダウンどの家も


冬墓参おおかたの花こおりをり

上っ面さらいさらわれ空青し
誰も居ない部屋で時計だけが時を刻んでいる

カレンダーはあの日のままあの日の予定がピンにとまる

埃舞うように降る初雪

雪のかそけき言葉水たまりに濁る

桃の花、と思えば小さな紙袋が ....
詩人が忌み嫌うコートを着て
階段を一段一段叩き割った
半ば強引に
帽子を少し直す
そのわずかな時間の
字数一万字
ピンセットで摘まめば、それは明けない母の朝でした 「ソルト曜日」
不老不死の種を手に入れた
水鳩池のアヒルは
真四角を真正面に置いて
説教を止めない


「ラムネ曜日」
倒木を眺めている
鳥の背に雪が降る
左巻きの蛇の舌
傘より ....
さんざん迷って句集買わずにマフラー見て帰る

泳ぐように雑踏を歩く老婆

目新しさも三度拝むと飽きてくる

歩きながら煙草とか昭和の男だな


新調したダウンコートの出番が無さそうな ....
日陰のパズルピース拾いながら歩く

最期まで指差し確認しながら人は逝くのだろうか

熟柿盛大に道の真ん中で潰れてゐる

夏蝶の残像ちらちらす

空き地点点としてゐていつまでも空き地
枯葉が駆けてゐるだけの炎天

夏に取り残されてゐる擂り鉢の中 

まめな母の日記帳残される
人生を上書きすること歩くこと

足の歩幅に鍵の鈴鳴る

秋だ秋だと言い聞かせながら歩く
猛暑日と云えども吹き抜ける風に微かな秋の冷

同じ木になる二つの実仲良く腐ってをり

この袋離れてどこかへ行きたし、こう暑いと

格好の良い松の木青空に映えている、空き家の

通帳の印 ....
違う星では無かろうか、この灼熱の星

一時のカードゲームにしてはあまりに長い

お掃除ロボにびくびくしながら買物す
ラジオからの平和宣言蝉と聞き入る 蟻の行進またゐで歩く炎天

木に成りながら腐る実の形相

空中でキャッチ出来たかバッタを雀

今日も今日とてアラートな一日始まる
地球が剥き出しの本能を見せてくるから人間も剥き出しの本能になる

おかあさん生きているから暑いです

根っこの無い言葉信じて砂漠広がる
古株が遠慮してゐる金魚鉢

根詰めるなと今にも母が言いさうな

花遍路なつかしき人は風の中
最後の贈り物 扇子の意味をかみしめる 綱引きの綱の両端を手繰っても
誰もいない
そんな正夢ばかりが繰り返される

世界の真ん中で
三角形の旗が揺れている
誰の目にも
触れるところで
夜の窓口に並ぶ漆黒
手にした切符にかちかちと空が開く
駅前のロータリーで星を齧った

もう飽きたな
小さき窓を開けて夜空に質問状  入江の向こうに
黒い影が浮かんでは消える
波の音を奏でる
音符のように

埋まらないパズルのような曲線を描いて

この場所を離れないものがあることを
僕はくりかえし
思い出していた
竹輪の穴からのぞく夕焼け 極夜にひとり読む活字は文明のかすかな点滅 雨が小説を書き上げる前に僕は姿を消した
左巻きに回る星に飛び乗って
地続きの空を眺む
「夏」
北向きの窓に小さい絵の具をかき集めて
一番輝いていた頃の僕は
静止画のように夏を洗う

よそおう纏う切れ端は
僕のような顔をして
どこへ行くのか答えない


「言葉猛獣使い ....
眼鏡ケースの中にボールペンを見つけた時

ドリップパック珈琲の袋の反対側を裂いて粉バンした時
ねじれたりよじれたりしなくても
何だっていいんだよと
コトバは私を受け流す
チョコレート海老入りマスタードサバランを
隣のテーブルで頼んでいる

水たまりに隠した亀が
もうじき鳴きそうだわ
席に着くなりその話
をするとA子さんは
足早に
過包装の雪の中へ
飛 ....
アラジンのランプのようにスマホの中に入りそう 街を歩いているのかスマホを歩いているのか分からない人

古タオル猫古タオル?道に転がるマフラーだった

野心が目鼻つけて歩いている
紅茶猫(44)
タイトル カテゴリ Point 日付
糸くず自由詩5*26/1/8 22:48
はいく俳句5*25/12/29 11:30
2025年さようなら自由詩3*25/12/27 8:13
字数一万字自由詩3*25/12/26 21:56
秒針自由詩6*25/12/23 9:51
曜日曜日自由詩7*25/12/7 17:58
点描俳句3*25/11/6 15:49
生きてます。俳句225/9/24 11:49
残暑俳句3*25/9/16 15:13
歩く俳句425/9/2 11:33
俳句3*25/8/30 11:02
ダイヤ俳句3*25/8/22 14:31
平和俳句225/8/6 8:50
夏の日俳句5*25/7/29 10:23
蒲公英の綿毛交差点をゆく俳句3*25/7/24 14:22
花遍路俳句5*25/6/26 23:51
_俳句525/6/4 15:58
詩人の淵自由詩225/5/23 18:47
カレイドスコープ自由詩125/5/16 23:21
rain自由詩3*25/5/9 22:34
空は流れる 明日の方向へ自由詩8*25/4/25 10:50
ちくわ自由詩3*25/4/24 21:10
極夜の読書自由詩1*25/4/17 17:36
無題自由詩1*25/4/13 20:39
どこへ自由詩4*25/3/9 14:46
ハッとした時自由詩3*25/3/5 13:39
コトバは自由詩2*25/2/27 22:29
A子さん自由詩4*25/2/26 20:56
ランプ俳句2*25/2/26 0:14
無題俳句1*25/2/25 15:37

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