あなたは、物事の些細な変化は、一見なんの脈略もなく飛散もしくは移動や変形し、それは意味をなさない現象だと思うだろうか…。
しかし、それが有機的に結びついているのだという説は面白い。たとえば、クリ ....
祝祭についての言句ありがたく頂戴しました。
安穏と甘美をともにして
やわらかな萌える緑のもとでささらと流れる清水に
お互いにそっと口をつけて冷涼とその固さを愉しむ
あるいは龍田川のおだやかな流 ....
以前、株の売買をしていて、現在は惨憺たる状態なのですが、そのことをお話ししたいと思います。
株をはじめたのは3年ほど前、株ブームが起こっていた頃です。その頃は、東証の一日の出来高が45億株を超え、バ ....
人が多いと色々めんどくさいよなあ。
イジメや陰口に噂話や勝手な憶測。
大人の世界にだってちゃあんとあるのだ。そういうのって。
それは意味が無いとかくだらないとかってもっともらしいコト言ったり ....
駅で
怒りを隠さず歩いてきた人に
足を踏まれた
怒っている人がいると泣きたくなる
世界のどこかしらにいつもある怒りに
時折触れてしまうと
行き処ない悲痛な涙が込み上げて
子供のよ ....
ながいながい変わりゆく道の、いま入り口に立っているところで とそのように思えみえるのは、この世の中であり世界のことです。
いまリーマン・ショックなどから俄に表立ってきた(それ以前からすでに進 ....
詩こころと自我は関係あるのかないのかといったことが先頃、山田せばすちゃんさんとの話にのぼり、スレッド会議室で述べるには長文となりましたので、散文カテゴリに投稿することにいたします。
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藤井貞和『自由詩学』にこんな一節があります。
「思いようによっては、さびしいことかもしれないけれども、日本語の詩にとって、真にだいじなことは、等時拍であることからみちびかれることとして、(ア) ....
昼下がりに昼探し。
本を読んでたまらなく切なくなってしまったので、天気にまかせてフワリとプカリ。
最近はナゼか蕎麦屋に惹かれることが多いのだ。
大もりと冷酒。冷酒と大もり。
ツルッといってキュ ....
生前、親友が書いた遺書には
「私が死んだときには、以前購入した白いドレスを着せて埋葬して下さい」
と、ある
何年か前に出された捜索願。むなしく過ぎた日々
ある日の報道で
“以 ....
とうに忘れたそれは
発生することも万有引力に引き摺られることもましてや大きな水の塊がボトッと落ちることも無く
何処かに行って戻って来ない
はず、だった。
....
それも、冷たい風が吹く日だった。故郷の駅に降りる。駅には誰もいない。紅葉が始まった山。駅前には農協の建物がある。それ以外、店らしいものはなかった。肩にかけた旅行カバンを下ろした。すぐに、と責める声が ....
魔女 というハンドルネームを
目にしなくなって
どのくらい経つだろうか
趣味のツボが合ったからか、掲示板にたまに書き込んだ僕の他愛ない数行の挨拶にもたまに続くメールにも
丁寧に ....
『三好達治詩集』を買ってみました。
瀬尾育生『戦争詩論』で引用されていた詩がよくて、気になっていたので。
ことばがきれいだなと、さらっと読んで感じました。
たとえばいまこれを合 ....
大歓迎か
門前払いか
それとも…
きょうこれから、彼女のご両親に交際、結婚の許可をもらいにいく
手土産は何にしよう
どんなことを話題にしたら
反対されたらどうする
駆け落 ....
延長線上にある行為の変質を目の当たりにしてしまった視点について。
電話されやすい人間と、メールされやすい人間は、確かにいる。
それは頼りにされているとは限らない。
はけ口にされている ....
哀しいかなそれが現実であるようだねえ。
伝える側にも問題はあるのだろうけれど、噛み付き方を知らないっちゅーか、
かわし方を知らないっちゅーか、人前でハナクソほじれないっちゅーか、
ケツはシルクで ....
驚愕が飽和した視点について。
常にマスクをしている少女がいる。彼女は、カサついた頬を風にあおられながら、息を殺して川辺の茅の中に紛れている。
はじめは花粉症だった、が、気付けばもう長い ....
戦下手で連戦連敗、しかし99敗したとしても最後の1戦に勝利し、大業を成す。漢の高祖劉邦、しょく(携帯で漢字がなかったのでひらがなで)の高祖劉備のような英雄とは比べようもない名もない自分。
けれど ....
倒錯する渇望の交差する点のみを見据える視点について。
醜く醜く醜くあるように。
美しく美しく美しくあるように。
それらはとても似ている。ミナは実際にそのどちらの欲望も持っていた。彼女 ....
「とてもほしいものがあったとして、それは多分手に入らない。」
そういうときは、欲しそうな顔をしなければとりあえず軽蔑も同情もされないですむし、大きな落胆も感じないですむ。こいういうことを身に着けた ....
ネットから生まれたいわゆる「作品」の価値と可能性について「共同体意識」という観点から考えてみた。
掲示板(主にネット内)というのは「読者であり作者である」ことが可能な世界である。(ネットの掲示 ....
なぜ詩を書くんですか、と言われると大変惨めな気分になっていやなのは、つまり詩を書くということに関してたいした理想も意義も見出せていないからなのだと思う。
仕事をはじめて、そろそろ幾許かの稼ぎも出 ....
緩慢な衝動を抑制する際に生じる痙攣的な視点について。
何度呼び鈴を鳴らしても、つい数時間前まで恋人だったはずの人間が電話に出ることはなかった。
ミカヨはうんざりしていた。
身体中から ....
とある町にとある平凡なアパートがあって、それはハイツユカリだとか、中町コーポだとか、なんだかそんな感じの名前のついた、べつにオートロックでなければガスコンロが二口あるわけでもなくて、ユニットバスだっ ....
晴れた日、歩いていた。ビルと高速道路に挟まれた、歩道。国道246号線。東京で一番空が汚いらしい。それでも、空は青い。風が乾いている。もうすぐ冬だった。空も乾いていた。狭い空。見上げる。目に映るのは、 ....
夏までのあいだに、吐き出すだけ吐き出そうと思って、さまざまな詩にまつわるものをつくった。
そして、現状、いまじぶんがいるところが、丸裸になるようにしたのが夏でした。
丸裸になってしまえ ....
Nさんが日記で書いていた。Nさんが賢治について書いた批評について、批判があったらしい。某所のチャットで、「このレベルで留まれたのなら幸せだったんだろうけど」「賢治について書くなんて怖いものしらず」みた ....
混乱と欲望はとても仲が良いことを理由に疾走する視点について。
マリオは疲弊していた。指名が途切れてようやく休憩にありつけた彼女は、他の女の子逹とべちゃべちゃ話すのが嫌でひとりぼっちでビニ ....
どうしてこんなに人の心は揺れ動くのだろう。振られたと思えば好きといわれたりして、どうして喧嘩しながらぼくらは抱き合ったりするのか?そして彼女は挙句の果てにぼくの欠点である、空気の圧倒的な読めなさ、幼稚 ....
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