こんばんわ。いまパラオの海岸から沈む夕日を眺めています。地球って本当に丸いんですね。まるで手が届きそうな距離にあるんですよ、天国が。

 胸の奥底に溜まっていた涙が止まらない。
 神々しく輝く ....
 「お兄ちゃんなに書いてんの?」
 「小説」
 凛が俺の肩に体重をかけてパソコンを覗き込む。凛は小学6年生の高野山生まれの少年だ。
 「これ、どういう意味?」
 
 青春を肌に感じ ....
進藤則夫が滋賀に来なくなって久しい。劇団帰ってきたえびすの主宰・演出の人だ。私は役者や芸人のようなものを目指して、上京したり大阪の養成所にいたりした。そして滋賀に帰ったときだった。なにもすることがなく .... 「なぁ、おとうちゃんー」
「・・・・・・・」
「なぁ、おとうちゃんてー」
「なんじゃい」
「あのなー、えっとなー」
「ほぉ」
「あのなー、えっとなー、ヤマダ君がなー」
「ほぉ」
 ....
{画像=100421224443.jpg}
 高尾へと向かう中央線の車窓から、シャッターを切った。
 翌日、自室で現像したネガを、ライトボックスでチェックした。
 テニスコートを撮影したコマが面 ....
 恋愛話ではない。友情の話でもない。彼女の正体は不明のままだ。彼女が今どこで何をしているのか、知っている人がいれば教えてほしい。俺にとって、とても大事な人だから。

 一

 気まぐれに、 ....
 放課後の実験室に犬があらわれた。学校にいる人間に見つかることなく、扉の開いた暗い部屋へ入り込んだ。イスが逆向きに置かれた机の間を匂いを嗅いだりしながら散策する。やがて一台の机の下に座り込む。
  ....
 夏の魔法が解けかかった八月最後の夕暮れ。無邪気な子供たちの声が、セミの合唱とともに田園に響いていた。
 水着姿の少年と少女は、素肌を黄金色に照らし、田んぼと森に囲まれた疎水で水遊びをしている。ま ....
私かて10年前の文章を発表したくなる気分のときはある。そして実際にお蔵から引っ張り出してきたこともある。しかしいまそんなことやろうとは思わない。そんなまどろっこしいことやってられっか。世の中はすでに変 .... 初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
今日をまた俺は眠らされる。眠りすぎているというほどに、朝起きたときに昼だったとしても。そうしては梅雨はまたやってくるのかもしれない。そのことを心配する必要はけれど、あまりなさそうではある。ところで .... 「ぽえりんこ大会」、もっと盛り上げていきましょうよ!

 今から下に書く感想は、本来ならコメント欄にでも書いておくべきことなのでしょうが、「『じゃああなたが批評ないし批判をすればいいじゃないか』と ....
要は生きる実感を売るのがお前の仕事だ
自分がどうすればいいのか大体わかってる
でも、そうすることのできない甘えてちゃんに鉄槌を下すのがお前の仕事
上にはそういう風に言われている

結局、僕は ....
朝まだきと言うのか、夜が明けたかどうかという頃
かすかな鐘の音がいつも遠くから聞こえて来る。
住職が鐘撞くような高徳の寺はこの辺りにはないから
多分、世田谷通りの向こうからだと思うが、
しかし ....
 夜、寝たくないので夜更かしをする。面白くもないテレビをつけたまま、渇いた笑い声を聞いて、インターネットで開くだけ開いて、ぼんやりとしている。日付が変わって、頭が痛くなってきたら、寝ることにしている。 .... 偉大なのである、存在する世の中の女子大生は。彼女たちには可能性があるし、特に勉強という現実もないであろう。だから彼女たちとの生活を想像することは中小企業のサラリーマンにとっては天国のようなものかもしれ .... {画像=100418011811.jpg}
「ちょっと済みません!」
 不意に、後ろから声を掛けられた。
 振り返ると、ベビーカーと一緒に三十歳前後の女性が立っていた。隣にも、ほぼ同年代の女性が ....
依頼主の家は
元々が田舎の地なのだが
さらに
人里離れた所に位置している
ただその家は一見した所
一種の暖かみに満ちている
庭には色とりどりの花が咲いている
そこにはパンジーやスイートピ ....
草の茂みから
ノロノロと猫が這い出してきた
首輪を着けているため
野良猫では無いようだ

その瞳は淀み
焦点は定まっていない
コチラに向かって歩いて来ると
僕の気配を感じたのか
顔を ....
「・・・・あかんわ。やっぱムリ」
「立たへんの?」
「うん、ごめん」
「いや、うちは別にかまへんけど、お金もったいないやん」
「しゃーないわ。おれ虚弱やねんもん」
「虚弱て」
「カ ....
以前ラウドネスのボーカルはマイクが良かったと言う話があったが、
確かに英語のロックのほうがかっこよい。しかし当時としては
日本語でロックを歌った先駆者としてかっこよかった。
まだ本当にはかっこよ ....
クッキーでもいかが?安い歴史を語り合うアレだよ。
天井に投げたボールは空に行けなくてさ
まだ僕の目に見えている。それがいい。それがいいと言う。
書き割りが動き出す日中に拾ったグミの彩りを飾るのは ....
罪悪感の強い子供だった。ずっと感じていた。きりきりと痛んでいた。膿がたまり、かさぶたもできず、痛みは消えることがなかった。人の目を気にした。
 時間の流れを感じることがなかった。一瞬一瞬、過程を重く ....
【7.25 晴れ】

am7:00 起床。
よく眠れたおかげで体が軽い。
共同サロンで朝食のヨーグルトに蜂蜜を入れてかき混ぜながらル・モンドを広げていると、昨日の学生グループが揃ってやってきた ....
家の近くの公園は小さな森に隣接している
そこには斉藤さんという木がある
斉藤さんは他の木と違う所があるわけでは無い
ただ僕がその木を特別に斉藤さんと呼んでいるだけだ

斉藤さんは他の木と同じ ....
 引用は AtoZ氏 の投稿、「詩人は原点に帰れ」より。「『自動筆記』」という言葉についての氏の限定的な使用法については、敢えて無視させて頂いています。


**********


>ま ....
「敗者にかける言葉はない」

というが、誰か権威のある人の名言をそのまま自分の思考や考えに導入しているようでは、その人は単に記号にしがみついて自分を正当化しているだけの臆病な人間だ。
本人は臆病 ....
わかったことの一つは、わからない、ということだ。
そんな気持ちはわからない。
わからないままにしておいてはいけないと、ずいぶん悩んだものだが
今は開き直っている。
わからないまま、そんな考えもあってい ....
「血液さらさら」
「新ものあります」
木製の箱にはそんな言葉が書かれている
値段も、種類も無いが
それがタマネギで
おおよそ100円玉数枚の値段であることがわかる
前者は、季節と血液がさらさらになる、 ....
 ここのところ、詩をやることに少し疲れている。詩を書くことに、ではない。詩をやることにだ。詩を書くだけなら、いつでもそういう気持ちになることは出来る(もっとも、僕の場合は気分屋で、おまけに面倒臭がりの ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
天は円なり、地もまた円なり済谷川蛍010/4/22 16:40
彼らの時代310/4/22 16:34
進藤則夫のした仕事八男(はちお...210/4/22 12:14
子供捨て彦110/4/22 10:38
「Y」1*10/4/21 22:50
ガールフレンド済谷川蛍210/4/21 14:58
放課後010/4/21 14:55
イリュージョン110/4/21 14:19
機は熟している、はずなんだけど。佐々宝砂5*10/4/21 6:47
詩歴について。いとう32*10/4/20 3:04
消えた世界のどこかで番田 010/4/20 1:47
ぽえりんこ大会へ向け一歩半藪木二郎110/4/19 17:14
how (for cat) to die 下Oz110/4/19 1:31
地軸salco5*10/4/19 0:07
割れない卵亜樹1010/4/19 0:00
ツタヤ放浪番田 010/4/18 2:37
写真のこと「Y」310/4/18 1:41
how (for cat) to die 中Oz110/4/18 1:25
how (for cat) to die 上210/4/17 1:19
室内捨て彦210/4/16 17:50
とある事情。ペポパンプ3*10/4/14 20:44
パブロンより効く詩でコミュニケキリギリ010/4/14 16:56
梅雨なまねこ010/4/14 14:57
FREE HUGS・Ⅲ高梁サトル6*10/4/14 1:14
斉藤さんOz410/4/13 20:13
それは違うのではないでしょうか?──ぽえりんこ大会参加への第 ...藪木二郎310/4/13 18:49
走り書きメモ結城 森士2*10/4/13 8:07
わかることわからないこと(2)クローバー4+*10/4/13 0:03
わかることわからないこと(1)1*10/4/13 0:02
詩をたたきのめす岡部淳太郎7+10/4/12 1:10

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