毎日、毎日、忙しくて仕方ない。
世の中の多くの職業ドライバーは、どんな気持ちで来る日も来る日もハンドルを握り続けているのであろうか。
ある月曜日。
午前5時起床。
食パンを齧り、江坂駅へ。 ....
アヴァンギャルドは、初めは理論や作品といった文物として
輸入されましたが、それを深化させることは、政治的実践に踏
み込んでゆくことを意味していました。
詩誌「荒地」の成功は、このアヴァンギャ ....
鮎川信夫と荒地についての、ごく断片的な、呟きのような小文を
続けましょう。
敗戦によって都市は焦土と化し、全てがゼロに帰したかのよう
に、鮎川の目には映っていたに違いありません。では、詩にお ....
アンネが煙草を吸う。
煙草の煙りは
天高く上がる。
アンネは
ただ煙草を吸う。
アンネは
ただ
煙草を吸う。
今日
アンネの母親が
他界した。
アンネの母親はフランス人で
....
帰り道
若い恋人を見た
正確にはまだ
恋人ではなかった
とても美しい光景だった
青白く月に照らし出された二人が
自転車置場で明るく語りあっていた
自転車のハンドルを手にし ....
知らない言葉を知ることは楽しい。
わたしの知らない世界でどんな言葉がリアルに使われているのか、体感出来るのは嬉しいし、大変なご馳走だ。
最近、「御作品」という言葉を知った。他者の詩に対し ....
詩は、時代を映す鏡であり、また、たえず時代を告発し、批判するものだ、
ということが、古くからいわれています。時代とは諸社会の歴史を織り成す
一層であり、詩人の<存在と作品と>を、この側面からみつ ....
萩原朔太郎、西脇順三郎の次に来るのは、わたしにとって、
鮎川信夫になります。
実はこの間に、詩史的には、プロレタリア/モダニズムの
時代が存在しているのだが、隆盛を極めたこの時代の詩人た
....
うちのまわりに常習的にみかけるのら猫が2匹いたのだが、寒さがきびしくなってからは、そういえばとんと見かけない。どこかで冬を越しているのか、そもそものらではなく飼い猫だったのか、それとも寒さを越せ ....
全部がわたしを置いて進んでゆく
「抱えた頭は 本当に お前のものだったか?」
破裂しかけの胃がキリキリマイし放題校内電車内店内無料♪(今だけ!)(否!)
正しい人の言っている言葉が理解できな ....
萩原朔太郎といえば、条件反射的に、西脇順三郎の名前が連想されるのは、
この二人の活動が時期的に近く重なり合っていて、多くの全集本では、一
冊に纏められているためがあるでしょう。朔太郎の次に私が愛 ....
詩をめぐる、ないしは、詩についての雑文をかいてみようと、急に思い当たった。
それが何になるのかは判らないのだが、誰かに解って欲しいという欲求があるから
だろう。詩とは言葉のあらゆる意味において孤 ....
{引用=
個人的な話だが。
あまりにも呆然としてしまったのと、書くことが弔いになるかと思って。
※
Iさんが亡くなってしまった。
昨日、数人で一緒にバーで飲んでいて、気分が悪くなった ....
・・
取りだした煙草が凍るようにつめたく、ここはここなのだということを思い知らされる。火を点ける少しの間にさえ手は凍え、全身を震わせて空を見上げた。
....
子供時代、うちでは元旦の料理を父がした。七草がゆは飛ばしたが、
鏡割りの日にはひび入った鏡餅を砕いて砂糖醤油味で焼いた「かちん」
や、塩をまぶした揚げ餅を作ってくれた。と言うのも、母が真っ当な料 ....
(ベイビー、ベイビー、こっちへおいで)。
柔らかい茶色をなでれば、いつだって安心して息ができた。
ベイビーはあかるい毛色の頭のいい大型犬で、メイロさんがどこかからもらってきた。もう子い ....
コンテンポラリー・アート、コミュニケーション・アートみたいなことが言われて久しいですけども、そのなかで、コミュニケーションこそがアートだ、みたいな動きが、当然大きくなってくるわけです。接しあうなか ....
ものすごく頭のいい馬だった、と聞く。
スパルタで有名だった厩舎の調教をしっかりこなすだけでなく、インターバル、クールダウンまで、調教助手の指示に従って粛々と行ったというのだから、只者ではない。だから ....
銀杏BOYZというバンドがありまして、なかなか僕らの世代では人気を博したバンドなのですが、このバンドのフロントマンである峯田和伸という人物はかなり面白い歌詞を書くのです。「銀杏BOYZ」よりも「GO ....
明けましておめでとうございます。旧年中は大変御世話になりました。本年度も宜しくお引き立ての程以下略、まー今年もぼちぼち宜しく犬の糞&猫の糞。
あ、勿論当然 ....
「久しぶり」
「うん」
実家に帰ったら、従姉妹がいた。年下の俺は小さい頃から彼女と一緒に過ごしていた。毎年会っているものの、彼女の成長具合というか大人になる加減があきらかに ....
節分は、母親がお札を返しに行くと決めている日。
数年前、「あんたも行かんね。」と誘われ、お参りのお供をしました。
太宰府は前日からの冷たい雨が降り止まない中、大勢の吐く息の白さが揺れていま ....
ねこちゃんパップなら最近はスーパーでも売っている。
パップとは貼布の訛りで、首に巻いて寝るとふわふわと暖かく、肩こり
のひどい人や冬の夜に効果絶大である。ねこちゃんパップを巻くと思念も
ほぐ ....
日本のあちらこちらから道祖神が姿を消しているという話を聞いたのは
ある飲み会の席でのことだった。
道祖神は男女1対のものが多いらしいのだが、乱開発やら区画整理やらで引き離され
壊されたり、遠 ....
どこからともなく”ブーーーン”という音がフェードインしてきたかと思ったら
突然”バチっ”という雷鳴にも似た爆音をさせて
地球のブレイカーが落ちたんだってさ。
あの日から
昼は果てしなく明る ....
町はパリだか東京だか
ときは過去だか未来だか
枯れ葉一枚ついているだけの
冬木立ち透ける枝の向こうに
買い物帰りの女がひとり
淋しい色した小さな目で空を見上げている
上半身に食料を ....
月間公募ガイド、という雑誌をご存知でしょうか。電子メディアとしてもあるようですがまずは紙媒体、自治体や企業がやってる各種標語や川柳・俳句から小説・小論文までの色々文学賞やキャラクターデザインや曲や写 ....
掛川は大東温泉で、お湯を頂戴しまして、お酒も頂きまして良い気分。
昼間からの酒宴で、その後に昼寝も付くという大変な贅沢をいたしました。
目を覚ますと、黄昏の刻限。
国道150号線は、右 ....
なんでしょうか。独白というものを書くのは実に久しぶりです。本来であれば、書き手が自分の作品に言及してしまうのは余り好ましい事では無い気がしますが、転がりだしてしまったものは自分の中でもどうしようもな ....
〜年末特集・新案おせち〜
監修・料理研究家 尾上トメ
壱の重 …
大王松の葉、竹の輪切り、梅の実を入れる ....
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