前号の「どんな本読んだ?」に、わたしは辻征夫の『貨物船句集』をとりあげ、詩のフィールド・ワークの領域拡大に寄与する俳句表現という捉え方で一文を書いた。しかし、辻征夫の試論という視点で書く時、その延長 ....
吉原幸子が亡くなってもう何年になるだろう。その吉原と近しい間柄だった石原吉郎が亡くなってからでもすでに三十年が過ぎた。一年がとても早く、時代の移ろいのスピードが加速度的に年々増してきている気がする。 ....
富永太郎という詩人を知ったのは、わたしが詩を書き始め、相前後して中原中也を知った時期とパラレルな関係にある。実際、中也がその生地に記念館ができるほど人口に膾炙されることがなかったなら富永は、おそらく ....
それが本気かどうかはともかくとして、だ。強者になれるのならなりたいね。俺が言う強者とは、圧倒的強者であって、多少強いくらいじゃ一般人と大差ないもの。まぁ、俺は自分を脆弱脆弱と言うが、それは俺が属する ....
女子に対するメールで、「こんばんは」を「こんばんわ」と書いてくる男がいる。
同年代の女子、または、年下の女子からの「こんばんわ」というメールは許せる。「こんばんゎ」すらも許せる。
しかし私は、年上 ....
グレープフルーツジュースがおいしいので今夜自殺はしない。
今度はどんな啓発本買ったのかしらないけどすぐパッと影響されてすぐ忘れて終わることは明白です不確定性は皆無だって他人ごとだから所詮 ....
とても好きだけれど、真剣に読めば読むほど後ろめたい気分になる詩がある。自分の核になっていたはずだと思っていたのに、今の自分からは遠い、そんな詩がある。
年老いても咲きたての薔薇 柔らかく
....
(1)のつづき
11.『13日の金曜日』
言わずと知れたスラッシャーの王道。ホッケーマスクの大男ジェイソンがティーンエイジャーたちを皆殺しにするだけの映画。
これを語るにあたってはあえて ....
こんにちは。現代ホラー映画50選を独断と偏見で発表していきます。
去年の批評祭で「現代詩フォーラム50選」という企画をやったツユサキさんからぜひやりましょうよ!と言われたのでやりました(とても楽しか ....
書くということはどういうことか。書くことは何を意味し、何を物語るのか。未だかつてこの問いに満足のいく答えなど出されたことはあったろうか。否。しかし私がこうした問いに立ち向かうことに何ら ....
今年も無責任に逃げを打ちながら好き勝手言う。適当に誰かを捕まえてあーだこーだ言う事はしないけどね。まぁ、今から言う事なんざ、みーんなわかりきっている事だと思うし、目新しい事でも何でも無いんだろうけど ....
髪を切った。たくさん。
ばかに明るく、たくさんの鏡に囲まれた美容院。やわらかくなった毛先と、骨ばった手にほぐされる頭皮。わたしは犬のように従順になって、なされるがままでいた。耳元をとおりすぎる小気味 ....
いよいよ、日付が変われば第5回批評祭が開催されます。
今回はあまり宣伝出来てないので、去年のことを知らない人にとっては「何が始まるんだ?」と頭の中が?でいっぱいになってるんじゃないかと心配になっ ....
『自分の考えを押し付ける』
のは
嫌いだし、
されたくもない
けれど
『考えを押し付けないでほしい』
という主張も
結局は
『考えを押し付けないで欲しい』
....
立体的な音の表現は、聴覚の、というよりはむしろ触覚の芸術に近づく。
『映画:ホラーハウス(Horror House:The Movie)』の冒頭、生き物の気配が充ち満ちた廃屋から鳩が飛び出し ....
歩道橋の上に立つと、思い出すことが二つある。そのうちの一つは小学生の頃の思い出で、残りの一つは上京してからのことだ。生まれた場所には、歩道橋が一つしかなかった。その歩道橋には唯一の信号機が付いていた ....
仕事が長びいて、いつもより幾本か遅れたバスで帰った。停留所に降り立ち、息をつく。
星の綺麗な夜だった。
家までは、徒歩で小一時間かかる。歯が抜けそうに田舎なのだ。歩きながら、見上げた樹々の狭 ....
流星のごとき放物線を描いて降った、20カラットはあろうというその
ダイアモンドには指が付いていたのです。と言うより寧ろ、それは20カ
ラットはあろうというダイアモンドの指輪をつけた指なのでした。 ....
むかしむかし、ナイルのほとりに貧しいお爺さんとお婆さんが住んでお
りました。お爺さんはギザへ盗掘に、お婆さんは河へ砂金採りに、今日も
空しい{ルビ篩=ふるい}をふるっておりますと、あれ下流からど ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、二○○四〜二○一○年の三月分から百五十弱抜粋。多分、途中で数え間違えていなければ。
あくまでも「題名だけの詩」であり、「お題」として投稿したものではありませんが同 ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、
二○○四〜二○一○年の二月分から百五十前後抜粋。
多分、途中で数え間違えていなければ。}
「シュークリームのアップリケ」
「自然と歌と適者並存」
....
西脇順三郎は「詩的な美」とは何か、について次のように言います。
{引用=
「その存在は一つの抽象的な、眼にみえない理論的な(譬えれば、原子形のようなもの)フォルムである。それは通常の経験の ....
ペポの法則
-と-の関係はいけない。 互いに破滅する。
+と+の関係もしくは
+と0の関係もしくは
0と0の関係でなければならない 互いに栄える。
+と-の関係は続かない ....
ここのアカウントを貰って、再び書き始めたとき、過去作は絶対に投稿しないと心に決めていました。けれども、ある話をするために自分が10代のときに書いた詩を再投稿することにしました。ただ、自由詩として投稿 ....
父親が好きな数少ないタレントに、清水圭がいる。
小田和正、奥田民生がTVに出ていると、あいつだれや?
と言う父親が、清水圭は知っていて、
好きなのである。
....
向かいの屋根の瓦にはまだすこし雪が残っている。祖母の家から預かっている蘭の葉が黄ばみはじめた。髪の先だけを少し赤く染めて、わたしは座っている。
選ぶことがすごく苦手だった。どうやって選んでき ....
「無関心」と「愛」とは対極であるようにも思えるが、そのどちらも「やさしさ」の名で呼ぶことはできるぞっ、とギャレットは気付いた。
ということを勘案しても、ギャレットは七つの星のついた黄色い玉を龍に返し ....
竹内芳郎著「文化の理論のために(岩波書店、1981)」は、マクルーハンの「機械の花嫁」を読んだときに覚えた興奮以上のものを僕に与えてくれた。
しかし彼の唱える「カオスとコスモスの弁証法」は単なる ....
以下、私の友人である故中川路良和君の処女作品集でもある『頭變木』所収の全詩篇です。
初対面より間もないころ、人には見せたことがないのだが、と中高生時代に書き溜めた作品をなぜかひそかに読ませてくれ ....
みなさま、こんにちは。相田九龍と申します。
私は【批評祭】というお祭りを過去に3度、現代詩フォーラムで主催させていただきました。
このお祭りではその名の通り、沢山の批評を読むことが出来ます。
....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
【批評祭参加作品】遊びごころという本気 ー辻征夫試論ー
[group]
石川敬大
5*
11/3/5 10:01
【批評祭参加作品】石原吉郎の可能性 ー石原吉郎試論ー
[group]
〃
6*
11/3/5 9:51
【批評祭参加作品】近代詩へのリンク ー富永太郎試論ー
[group]
〃
7*
11/3/5 9:44
【批評祭参加作品】泣いて啼いて哭いて、弱虫(チンピラ)をやめ ...
[group]
虹村 凌
4*
11/3/5 2:18
「こんばんは」を「こんばんわ」と書いてくる男について
wasao
2
11/3/5 0:35
グレープフルーツジュース
榊 慧
4
11/3/4 23:37
【批評祭参加作品】いい仕事の核
[group]
深水遊脚
4*
11/3/4 21:32
【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(2)
[group]
古月
10+*
11/3/4 20:28
【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(1)
[group]
〃
8*
11/3/4 20:28
【批評祭参加作品】書くということについて
[group]
kaz.
3*
11/3/4 8:24
【批評祭参加作品】アセスルファムKは消化吸収されないからカロ ...
[group]
虹村 凌
3
11/3/4 0:37
過去のこと
[group]
はるな
2
11/3/3 21:15
第5回批評祭開催に当たって
相田 九龍
2*
11/3/3 21:06
思考輪廻
平岡 晩
0
11/3/3 17:09
映画:ホラーハウス
ああああ
2*
11/3/2 2:19
歩道橋についての夕方と朝方
ブライアン
2
11/3/2 0:03
永久ギターと星の猫
kawa
1
11/3/1 20:51
かぐや指
salco
3*
11/2/27 20:33
〃
〃
5*
11/2/25 0:11
夢見月生まれの題名たち03
[group]
小池房枝
1*
11/2/23 23:57
梅見月生まれの題名たち02
[group]
〃
2*
11/2/23 23:57
ヒューム「ベルグソンの芸術論」(5)
[group]
藤原 実
6*
11/2/20 18:03
人間関係について
ペポパンプ
3*
11/2/18 17:25
共感と励ましを詩にしていた頃
深水遊脚
4*
11/2/18 16:55
おっちゃん界のアイドル
八男(はちお...
2
11/2/17 19:10
美しいこと
[group]
はるな
2
11/2/17 16:29
dragon kissed the crescent.
鈴木陽一レモ...
0
11/2/16 18:06
美しいことば
atsuch...
8*
11/2/15 16:04
故 中川路良和 詩作品より
まどろむ海月
5*
11/2/14 22:56
「批評祭。」「批評祭?」「批評祭!!」
相田 九龍
2*
11/2/14 17:11
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130
【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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